円光寺|台東区根岸にある臨済宗妙心寺派寺院

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寶鏡山円光寺|根岸古寺めぐり8番

円光寺の概要

臨済宗妙心寺派寺院の円光寺は、寶鏡山と号します。円光寺は、開基となった周足院月相一円を追福するため、東峯が開山となり、元禄12年(1699)に創建したといいます。根岸古寺めぐり8番札所となっています。

円光寺
円光寺の概要
山号 寶鏡山
院号 -
寺号 円光寺
住所 台東区根岸3-11-4
宗派 臨済宗妙心寺派
葬儀・墓地 -
備考 根岸古寺めぐり8番札所



円光寺の縁起

円光寺は、開基となった周足院月相一円を追福するため、東峯が開山となり、元禄12年(1699)に創建したといいます。

「下谷區史」による円光寺の縁起

圓光寺(中根岸町三八番地)
京都妙心寺末、寶鏡山と號す。本尊釋迦如来。元禄十二年に草創せられた。開基は周足院月相一圓、開山は東峯。一圓は元禄四年七月寂したとのことであるから、その追福のために創建せられたのであらう。もと當寺に藤の大樹があり、都下に喧傳せられ、花時遊觀する者が多かつた。ために世俗藤寺と呼んだころは江戸名所圖會其の他に記されてゐる。又、「鏡の松」も有名である。(「下谷區史」より)

新編武蔵風土記稿による円光寺の縁起

(金杉村)円光寺
禅宗京師妙心寺末、寶鏡山と号す。世に藤寺と云へり。元禄12年の草創にして、開山を東峯と云。開基周足院月相一円元禄4年寂すといへば追福の為に建しならん。本尊釈迦。
弁天社。神体長4寸弘法大師42歳の厄除の為に彫刻せし42体の一なりと云。相殿に観音を安す、長1尺許舶来の像と云。
藤樹。社の側にあり。棚上に延蔓すること27間に及ぶ。花時観遊の者多し。
鏡松。古木なり。其幹直立し根上4尺計上に円鏡を偃たる如く一蓋をなして枝葉繁茂せり。日光御門主随宣楽院准后当寺の山号によりて名付給ふ。其時賜へる歌に、いく千歳さかへん寺の鏡松、曇らぬそらの影をうつして。(新編武蔵風土記稿より)


円光寺の周辺図