妙亀塚|台東区橋場にある名所旧跡

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妙亀塚|台東区橋場にある名所旧跡

妙亀塚の概要

妙亀塚は、台東区橋場にあり、都史跡に指定されています。妙亀塚は、人買いにさらわれた吉田少将惟房の子梅若が当地付近で死去、梅若を探して当地付近にきた母が、梅若の死を知り剃髪して妙亀尼と称して庵を結んだと伝えられ、この梅若伝説に因んで妙亀塚と呼ばれています。梅若に因む梅若塚は、隅田川対岸の木母寺にあります。

妙亀塚
妙亀塚の概要
名称 妙亀塚
みどころ 都指定史跡
入場時間 -
入場料 無料
住所 台東区橋場1-28-2妙亀塚公園
備考 -



妙亀塚について

妙亀塚は、人買いにさらわれた吉田少将惟房の子梅若が当地付近で死去、梅若を探して当地付近にきた母が、梅若の死を知り剃髪して妙亀尼と称して庵を結んだと伝えられ、この梅若伝説に因んで妙亀塚と呼ばれています。梅若に因む梅若塚は、隅田川対岸の木母寺にあります。

台東区教育委員会掲示による妙亀塚について

この妙亀塚のある地は、かつて浅茅ヶ原と呼ばれた原野で、近くを奥州街道が通じていた。
妙亀塚は、「梅若伝説」にちなんだ名称である。「梅若伝説」とは平安時代、吉田少将惟房の子梅若が、信夫藤太という人買いにさらわれ、奥州へつれて行かれる途中、重い病にかかりこの地に捨てられ世を去った。我が子を探し求めてこの地まできた母親は、隅田川岸で里人から梅若の死を知らされ、髪をおろして妙亀尼と称し庵をむすんだ、という説話である。謡曲「隅田川」はこの伝説をもとにしている。
塚の上には板碑が祀られている。この板碑には「弘安十一年戊子五月二十二日孝子敬白」と刻まれており、区内でも古いものである。しかし妙亀塚と板碑との関係は、明らかではない。
なお、隅田川の対岸、木母寺(墨田区堤通)境内には梅若にちなむ梅若塚(都旧跡)があり、この妙亀塚と相対するものと考えられている。(台東区教育委員会掲示より)


妙亀塚の周辺図