三輪里稲荷神社|墨田区八広の神社

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三輪里稲荷神社|羽黒大神の御分霊を勧請、こんにゃく稲荷

三輪里稲荷神社の概要

三輪里稲荷神社は、墨田区八広にある稲荷神社です。三輪里稲荷神社は、慶長19年(1614)出羽国湯殿山の大日坊長が大畑村(八広、東墨田、立花の一部)の総鎮守として羽黒大神の御分霊を勧請し三輪里稲荷大明神として創建したといいます。

三輪里稲荷神社拝殿
三輪里稲荷神社の概要
社号 三輪里稲荷神社
祭神 倉稲魂命
相殿 -
境内社 -
住所 墨田区八広3-6-13
祭日 例祭日9月上旬
備考 -



三輪里稲荷神社の由緒

三輪里稲荷神社は、慶長19年(1614)出羽国湯殿山の大日坊長が大畑村(八広、東墨田、立花の一部)の総鎮守として羽黒大神の御分霊を勧請し三輪里稲荷大明神として創建したといいます。

墨田区文化観光協会掲示による三輪里稲荷神社の由緒

慶長19年(1614)出羽国湯殿山の大日坊長が大畑村(八広、東墨田、立花の一部)の総鎮守として羽黒大神の御分霊を勧請し三輪里稲荷大明神として御鎮座致しました。 通称「こんにゃく稲荷」と呼ばれて人々の信仰を集めて参りました。「こんにゃく稲荷」のいわれは、初午の日に当社が「こんにゃくの護符」を授与され、これをいただき煎じて服用すれば、のどや風邪の病に効くとされることに依ります。(墨田区文化観光協会掲示より)

新編武蔵風土記稿による三輪里稲荷神社の由緒

(大畑村)稲荷社
村の鎮守なり本地十一面観音、正覚寺持。(新編武蔵風土記稿より)

東京都神社名鑑による三輪里稲荷神社の由緒

慶長十九年(一六一四)出羽湯殿山の大日坊長が、大畑村鎮守として羽黒大神の分霊を勧請し、三輪里稲荷大明神と称した。二月初午に授与しているこんにゃくの御符は湯殿山の秘法として伝えられ、のどの病や声に神験あらたかで、今日でもこの御符を受けようと初午の日には参詣者が絶えない。これによってこんにゃく稲荷とも称する。(東京都神社名鑑より)

「墨田区史」による三輪里稲荷神社の由緒

旧大畑村の鎮守である。慶長十四年(一六〇九)に出羽湯殿山大日坊(山形県内)の修験者が、この地に倉稲魂命を祭ったのが始まりと伝えられている。湯殿山秘法の「こんにゃく」の護符を授けるところから、俗にこんにゃく稲荷と呼ばれ、初午の日にはにぎわいをみせている。(「墨田区史」より)


三輪里稲荷神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「墨田区史」
  • 東京都神社名鑑