栗原遺跡|練馬区羽沢の名所旧跡

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栗原遺跡|練馬区羽沢の名所旧跡

栗原遺跡の概要

栗原遺跡は、練馬区羽沢にある史跡です。栗原遺跡は、昭和30年の立教学院総合運動場造成の際に発見された遺跡で、古墳時代から平安時代にかけての住居跡です。当地からは、8世紀初めの竪穴式住居跡が確認され、隣接地に竪穴式住居が復元されています。

栗原遺跡
栗原遺跡の概要
名称 栗原遺跡
みどころ -
入場時間 -
入場料 -
住所 練馬区羽沢3-14-6城北中央公園内
備考 -




栗原遺跡

栗原遺跡は、昭和30年の立教学院総合運動場造成の際に発見された遺跡で、古墳時代から平安時代にかけての住居跡です。当地からは、8世紀初めの竪穴式住居跡が確認され、隣接地に竪穴式住居が復元されています。

練馬区教育委員会掲示による栗原遺跡について

栗原遺跡の竪穴住居跡
栗原遺跡は、昭和三十年(一九五五)に立教学院総合運動場造成の際、発見された遺跡で、このあたりの旧小字名「栗原」を遺跡名としたものです。
昭和三十年から翌年にかけて、立教大学を中心に、地域の学校の協力を得て、発掘調査が行なわれました。弥生時代の住居跡が三軒、古墳時代から平安時代の住居跡が一五軒みつかりました。他に、旧石器時代の石器や縄文時代の土器や石器が出土しています。このあたりは、石神井川と田柄川に挟まれた台地であり、日当たりもよく、生活に欠かせない水の得やすい土地であったため、長い間人々が生活していました。
復元された住居跡は、八世紀初め頃(奈良時代初め)のもので、昭和三十二年(一九五七)東京大学教授、藤島亥治郎博士の設計により建てられたものです。発掘された竪穴式住居は、地表から床面まで約50センチメートルの深さに掘られ、北側に粘土でかまどがつくられていました。柱穴は四箇所あり、復元の際には、径約21センチメートルのケヤキ丸木を主柱にし、梁・桁にスギ丸太を用い、カヤを葺いて復元しています。
この復元住居跡は、奈良の都の華やかさにくらべ、当時の地方農民の暮らしぶりがどんなものであったのかを語りかけてくれます。
現在は、東京都が史跡を管理しています。(練馬区教育委員会掲示より)


栗原遺跡の周辺図