清土鬼子母神堂|文京区目白台にある日蓮宗寺院

猫の足あとによる東京都寺社案内

清土鬼子母神堂|鬼子母神像が発掘された地

清土鬼子母神堂の概要

日蓮宗寺院の清土鬼子母神堂は、文京区目白台にある仏堂です。清土鬼子母神堂は、南池袋法明寺鬼子母神堂に祀られている鬼子母神像が、永禄4年(1561)1月16日に山村丹右衛門によって掘り出された(出現)した旧跡だといいます。清土は当地の旧地名(雑司ヶ谷村小名清土)で、清土鬼子母神と称されています。

清土鬼子母神堂
清土鬼子母神堂の概要
山号 -
院号 -
寺号 清土鬼子母神堂
住所 文京区目白台2-14-9
宗派 日蓮宗
葬儀・墓地 -
備考 -



清土鬼子母神堂の縁起

清土鬼子母神堂は、南池袋法明寺鬼子母神堂に祀られている鬼子母神像が、永禄4年(1561)1月16日に山村丹右衛門によって掘り出された(出現)した旧跡だといいます。清土は当地の旧地名(雑司ヶ谷村小名清土)で、清土鬼子母神と称されています。

新編武蔵風土記稿による清土鬼子母神堂の縁起

(雑司ヶ谷村)鬼子母神社
小名清土にあり、前に云鬼子母神出現の古跡なり、古は陸田なりしか今は雑木繁茂せし小丘なり、大行院持。
七本杉。一株にて七本に分れしか、今は三本存す各一抱斗。
三角井。鬼子母神出現の跡と云。(新編武蔵風土記稿より)

「小石川區史」による清土鬼子母神堂の縁起

鬼子母神出現所
雑司ヶ谷町十九番地にある。高田町雑司ヶ谷法明寺の支院とも言ふべきものである。江戸時代以来の一名所で、『江戸名所圖會』には、『雑司ヶ谷鬼子母神出現所 本浄寺より南にあり。此地を清土といふ。蒼林の中に小社あり。則ち雑司ヶ谷鬼子母神出現の地にして、同じ神を鎮れり。社前にある所の井泉を星の清水と號く。往古鬼子母神出現の頃、此井に星の影を顯現せし事ありし故に名づくといへり』とある。試みに其挿圖を見ると、當時の幽邃さがひしひしと肌身に迫つてうすら寒い。しかし現在では周圍が拓けて、全く昔の面影を失ひ、ただ市中の一堂宇たるに過ぎない。(新編武蔵風土記稿より)


清土鬼子母神堂の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「小石川區史」