別所白山社|横浜市南区別所の神社

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別所白山社|別所の鎮守

別所白山社の概要

別所白山社は、横浜市南区別所にある白山社です。別所白山社の創建年代等は不詳ながら、古くより別所の鎮守として祀られ、明治6年には村社に列格、明治41年、別称に鎮座していた無格社の日枝神社・伊勢社・八幡社・浅間社・山神社を合祀したといいます。

別所白山社
別所白山社の概要
社号 白山社
祭神 菊理姫命、大山積命、品田別命、天照皇大神、木花咲耶姫命
相殿 -
境内社 秋葉神社、稲荷神社
住所 横浜市南区別所2-30-29
祭日 例大祭9月10日
備考 -



別所白山社の由緒

別所白山社の創建年代等は不詳ながら、古くより別所の鎮守として祀られ、明治6年には村社に列格、明治41年、別称に鎮座していた無格社の日枝神社・伊勢社・八幡社・浅間社・山神社を合祀したといいます。

新編武蔵風土記稿による別所白山社の由緒

(別所村)
白山社
除地、二段、小名寺谷見通の邊にあり、村の鎮守なり、社は二間に九尺、南向にして古木繁茂せる山上にあり、本地十一面観音を安す、坐像長五寸許、普門院の持。
末社稲荷社。小社なり、向て右にあり。
阿彌陀堂。二間に三間東向、阿彌陀は立像にして長一尺五寸。
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八幡社
除地五畝小名谷にあり、社は六尺に九尺南向、社地に椎の古木數株あり、普門院の持。(新編武蔵風土記稿より)

神奈川県神社誌による別所白山社の由緒

創建年代不詳であるが、古来別所町一円の鎮守で、明治六年村社に列せられた。同四十一年村内の日枝神社、伊勢社等計五社を合祀した。樹齢三〇〇年の「ウラジロガシ」を始め六株の境内樹木が横浜市より名木古木の指定をうけている。(神奈川県神社誌より)

「南区の歴史」による別所白山社の由緒

白山神社(別所2-30-4)
創建の年代や由緒は詳かでない。神仏分離以前は村内の普門院が別当であった。明治六年村社に列せられ、四一年一一月八日に村内に点在していた無格社の日枝神社、伊勢社、八幡社、浅間社、山神社の五社を合祀した。
祭神:菊理姫命、大山積命、品田別尊、木花咲耶姫命(「南区の歴史」より)

境内掲示による別所白山社の由緒

白山社由緒
白山社(通称白山神社)は横浜市南区別所町に鎮座し、往古の由緒は詳でないが、古来より久良岐郡別所村一帯の産土神社である。新編武蔵風土記稿に「除地、二段、小名寺谷見通の邊にあり、村の鎮守なり、社は二間に九尺、南向にして古木繁茂せる山上にあり」とある。、
明治六年村社に列せられ、同四十一年十一月八日に村内無格社の日枝神社・伊勢社・八幡社・浅間社・山神社の五社を合祀し、祭神四柱を増加した。
祭神は菊理姫命・天照大神・品田別命・木花咲耶姫命・大山積命の五柱である。
明治二十年四月社殿再建、その後草葺屋根を瓦葺にかえ今日に至るも、永き風雨に社殿の傷むところある故、氏子総代発議により、平成四年八月銅板にて御屋根葺替、浜縁改修、手水舎改築その他社殿改修神域整備事業を行い別所町氏子有志を始め広く崇敬者より浄財を募り、ここに完成の喜びを見るに至る。
境内神社は左の二社である。
秋葉神社、石祠、祭神は鳴神雷神
稲荷神社、祭神は稲倉魂命
その他の祠碑は、大神宮祠、浅間神社祠、陽石祠、庚申塔がある。(境内掲示より)


別所白山社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「神奈川県神社誌」
  • 「南区の歴史」(南区の歴史発刊実行委員会)