大牧氷川女体神社。埼玉県指定有形文化財の本殿
大牧氷川女体神社の概要
大牧氷川女体神社は、さいたま市緑区東浦和にある神社です。大牧氷川女体神社の創建年代等は不詳ながら、本殿に内に寛永十三年(一六三六)銘の棟札が現存していることから、寛永13年(1636)年に宮本の氷川女体神社を勧請して創建したといいます。大牧氷川女体神社本殿は、埼玉県有形文化財に指定されています。
社号 | 氷川女体神社 |
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祭神 | 奇稲田姫命、大己貴命、三穂津姫命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | さいたま市緑区東浦和6-23 |
祭日 | - |
備考 | - |
大牧氷川女体神社の由緒
大牧氷川女体神社の創建年代等は不詳ながら、本殿に内に寛永十三年(一六三六)銘の棟札が現存していることから、寛永13年(1636)年に宮本の氷川女体神社を勧請して創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による大牧氷川女体神社の由緒
(大牧村)
記載なし(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による大牧氷川女体神社の由緒
記載なし(「埼玉の神社」より)
大牧氷川女体神社所蔵の文化財
- 大牧氷川女体神社本殿一棟(埼玉県指定有形文化財)
大牧氷川女体神社本殿一棟
大牧氷川女体神社は、見沼の谷を見下ろす舌状台地上にあり、市内宮本の氷川女体神社祭神の御子姫を祭ったという伝えもあります。
本殿は一間社流見世棚造で、桁行一・一八メートル、梁間〇・九五メートル、向拝の出〇・六七メートルです。地覆の上に建ち、身舎柱は円柱で、腰長押と内法長押で緊結し、造り出し舟肘木桁を架してあります。妻は虹梁・いのこ扠首です。向拝柱は面取り方柱で、肘木作り出しの頭貫を通し、柱上三斗組の斗栱を配しています。中備は蟇股です。軒は一軒繁垂木で、屋根は目板葺です。身舎柱間は正面が板唐戸で、他の三面は横羽目板です。なお、正面には木階が付きます。
寛永十三年(一六三六)と貞享元年(一六八四)の棟札が現存していますが、前者がこの本殿の建立を示すものです。ともに付指定となっています。
この本殿は覆屋の中に収められている小規模なものですが、この地域に顕著な分布を見せる見世棚造神社建築の典型的な例です。さらに棟札により建立年代が明らかであることも加え、極めて貴重な建築といえます。
なお、昭和六十三年度から平成元年度にかけて、建立当時の姿に復元されています。(埼玉県教育委員会・さいたま市教育委員会・大牧氷川神社掲示より)
大牧氷川女体神社の周辺図
参考資料
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