大中居氷川神社。川越市大中居の神社

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大中居氷川神社。喜多院にあった氷川社を勧請

大中居氷川神社の概要

大中居氷川神社は、川越市大中居にある氷川神社です。大中居氷川神社の創建年代等は不詳ながら、喜多院にあった氷川社を勧請して創建したといいます。

大中居氷川神社
大中居氷川神社の概要
社号 氷川神社
祭神 素盞鳴命
相殿 -
境内社 八坂社、護国社、稲荷社、高松稲荷・天神・疱瘡社、浅間社、御嶽・天雷・高龗神、弁天社
祭日 -
住所 川越市大中居671
備考 -



大中居氷川神社の由緒

大中居氷川神社の創建年代等は不詳ながら、喜多院にあった氷川社を勧請して創建したといいます。道路隔てた東隣に鎮座している愛宕社は、新編武蔵風土記稿に末社と記載されているものの、現在は当社末社ではないといいます。

新編武蔵風土記稿による大中居氷川神社の由緒

(大中居村)氷川社
高松寺の持
末社。稲荷社、弁天社、愛宕社、第六天社、牛頭天王社(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による大中居氷川神社の由緒

氷川神社<川越市大中居六七一(大中居字新田前)>
当社は入間川の乱流地域にあることから、その鎮めのために祀られたものと思われる。毎年のように洪水の被害を受けることから、村人が当社に込めた祈りには切実なものがあったと推察される。
口碑によると、喜多院にあった社を当地に勧請したという。また、氏子の新井家は宮本とも呼ばれ、代々祭礼に使用する幕を管理しており、当社の創始とかかわりを持つ家と思われる。
村の開発については不明であるが、もと古谷庄に属していたことから、古谷の総鎮守八幡神社の氏子ともなっている。
祭神は、素盞鳴命である。また、内陣の幣束には「延宝乙卯年五月 吉祥日」の墨書がある。
社殿造営については、棟札が三枚現存し、これによると正徳五年・享保一二年・元文五年の再営が確認できる。また、現在の本殿は嘉永五年の建立と伝えている。(「埼玉の神社」より)


大中居氷川神社の周辺図