蓮光寺。寄居町用土にある浄土宗寺院

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蓮光寺。武州寄居七福神の福禄寿・布袋尊

蓮光寺の概要

浄土宗寺院の蓮光寺は、大谷山藤田院と号します。蓮光寺は、藤田善導寺等を開山した藤田持阿良心上人が正和元年(西暦1312年)創建したといいます。当寺の福禄寿・布袋尊は、武州寄居七福神の福禄寿・布袋尊となっています。

蓮光寺
蓮光寺の概要
山号 大谷山
院号 藤田院
寺号 蓮光寺
住所 寄居町用土798-1
宗派 浄土宗
本尊 歓喜天(聖天)
葬儀・墓地 -
備考 武州寄居七福神の福禄寿・布袋尊



蓮光寺の縁起

蓮光寺は、藤田善導寺等を開山した藤田持阿良心上人が正和元年(西暦1312年)創建したといいます。

新編武蔵風土記稿による蓮光寺の縁起

(用土村)蓮光寺
浄土宗、入間郡川越蓮馨寺の末、大谷山藤田院と号す、開山持阿、本尊弥陀、按に持阿は末野村善導寺開山と同人なるべし、是記主禅師の弟子にて高徳の人なり。
地蔵堂。弁天社。(新編武蔵風土記稿より)

武州寄居七福神霊場会・寄居町観光協会掲示による蓮光寺の縁起

当山は浄土宗に属し、京都の知恩院を総本山とし、大谷山藤田院蓮光寺と称す。鎌倉時代末期正和元年(西暦1312年)藤田持阿上人(良心和尚)によって開山された。持阿上人は碩学高徳にして浄土宗藤田派を大成し、諸国に寺院を開いた。ご本尊は阿弥陀如来にして木彫座像身丈二尺八寸、「タムアミダブツ」の声がする所には、いつでも来迎して衆生をお救い下さる仏様です。脇侍として観音菩薩、勢至菩薩をお祀りしている。
地蔵堂には、宝暦九年三月(西暦1759年)徳川九代将軍家重公より授けられた「日限延命子育三体地蔵尊」を奉安している。尊像は木彫金眼黒色立像身丈約七寸にして三体横列に配している稀な形式です。安産子育長寿に極めて霊験あらたかなお地蔵様として、古来関東各地から篤い信仰を集めています。
境内には布袋尊と福禄寿をお祀りしている。布袋尊は中国唐末(九~十世紀)の高僧で名を契此と号し、弥勒菩薩の化身とも言われた福徳の持ち主である。幸運の入った大きな袋を常に携え、市中を歩いて運命や天候、吉凶を予知し豪快な笑顔、福々しいお姿は些細な事にこだわらず信仰すれば子宝に恵まれ「子孫長久」「家庭円満」をもたらし、また大人物にもなれるという。福禄寿は壽老尊に同じともいわれ南極老人星の化身で、念すれば邪鬼を払い、剣難も免れるといい、招福(幸福)招禄(財宝)招寿(長命)を司る福神です。
境内全域には四季折々の花々や草花が植栽されている。春は紫、桃、白、黄と多種多色の牡丹壱千数百株が豪華に咲き誇ります。(武州寄居七福神霊場会・寄居町観光協会掲示より)


蓮光寺の周辺図