上落合神明神社。さいたま市中央区上落合の神社

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上落合神明神社。御師より御祓大麻を受けた大麻を祀る

上落合神明神社の概要

上落合神明神社は、さいたま市中央区上落合にある神社です。上落合神明神社の創建年代等は不詳ながら、伊勢参宮を行った村人が御師より御祓大麻を受け、これを当地に祀り創建したと伝えられます。

上落合神明神社
上落合神明神社の概要
社号 神明神社
祭神 天照大御神
相殿 -
境内社 稲荷社
住所 さいたま市中央区上落合1-10
祭日 -
備考 -



上落合神明神社の由緒

上落合神明神社の創建年代等は不詳ながら、伊勢参宮を行った村人が御師より御祓大麻を受け、これを当地に祀り創建したと伝えられます。

新編武蔵風土記稿による上落合神明神社の由緒

(上落合村)
神明社
村民の持。(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による上落合神明神社の由緒

神明神社(与野市上落合)
当地ノは、大宮台地上にあり、南東部側を東禄高(鴻)沼用水が、西部側を高沼排水(通称霧敷川)が流れる。また、ここにある上落合は、江戸期を通じて氷川神社社領であった。
当社の創建年代は不詳であるが、口碑によると伊勢参宮を行った村人が御師より御祓大麻を受け、これを当地に祀ったことによると伝える。天保七年(一八三六)の「上落合村絵図」には、村の東方に「神明宮」と記録されている。祭神は、天照大御神である。
『風土記稿』には、「村民の持」とあり、氷川神社社領であったことから別当寺は存在せず、村人の管理する社であった。また、村鎮守としての維持運営費は、「年貢皆済目録」(東角井家文書) によると毎年二俵が充てられていた。
安永九年(一七八〇)七月、氏子の井山氏は「神明宮」の扁額を奉納している。また、同年五月、井山源七と近藤伊兵衛が当社世話人の時、「江府之筆屋清治郎・与野町菓子屋与左工門」 が、更に同年十一月、「当山由翁家・与野町大黒屋彦兵衛」 が 「所安全・諸旦方線之子供繁昌・家内安全」を祈念して石灯寵を寄進している。
社殿は、古くより茅葺き屋根の入母屋造りであったが、昭和五十八年四月五日、鉄筋コンクリート造りの社殿に改築している。本拝殿は、銅板葺きの神明造りである。(「埼玉の神社」より)


上落合神明神社の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)