鎌形槻川の庚申塔。比企郡嵐山町鎌形にある旧跡・名所

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鎌形槻川の庚申塔。最も簡素な庚申塔の一つ

鎌形槻川の庚申塔の概要

鎌形槻川の庚申塔は、比企郡嵐山町鎌形にある名所旧跡です。鎌形槻川の庚申塔は、嵐山渓谷バーベキュー場駐車場近くに安置されている庚申塔で、青面金剛や三猿などの彫刻のない文字のみの庚申塔です。紀年銘や奉納者名もなく、最も簡素な庚申塔の一つです。

鎌形槻川の庚申塔
鎌形槻川の庚申塔の概要
旧跡・名所名 鎌形槻川の庚申塔
区分 史跡
入場時間 -
入場料 -
住所 比企郡嵐山町鎌形
備考 -




鎌形槻川の庚申塔の縁起

鎌形槻川の庚申塔は、嵐山渓谷バーベキュー場駐車場近くに安置されている庚申塔で、青面金剛や三猿などの彫刻のない文字のみの庚申塔です。紀年銘や奉納者名もなく、最も簡素な庚申塔の一つです。

境内掲示による鎌形槻川の庚申塔について

庚申塔
庚申信仰の人々の建てた塔で、室町試合末期から庚申待ちの風習が庶民の間に広まり、供養塔建立が流行した。
庚申の教えは、道教から出たといわれる。人の身体の中に三尸の虫がいて、庚申の夜に睡眠中ぬけ出し、天に登って天帝にその人の罪科を報告する。天帝はその罪の軽重によって生命を短縮する。道教を奉ずる者は、守庚申とって庚申の夜、徹夜して修業したといわれる。
本地域は、この供養塔が多く、各地区の出入口に祭られている。男子成人に達すると一人前と見られ、この庚申待ちに参加した。後には男遊びとも称し、地区の人々の交際の機会ともなり、今日の常食に発展したものと見られる。
なお、この供養塔には、文字を刻んだもの、青面金剛や下に猿像を刻んだもの等がある。(埼玉県掲示より)


鎌形槻川の庚申塔の周辺図


参考資料

  • 「新編武蔵風土記稿」