笹塚日枝神社。山王社と稲荷社の合殿
笹塚日枝神社の概要
笹塚日枝神社は、三郷市笹塚にある神社です。笹塚日枝神社の創建年代は不詳ですが、古くより山王社と稲荷社の合殿として笹塚村の鎮守社であったといいます。常磐道建設に伴い昭和50年、当地に移転したといいます。
社号 | 日枝神社 |
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祭神 | 大山咋命 |
相殿 | 稲荷大明神 |
境内社 | 天満宮、水神、八大龍王 |
祭日 | - |
住所 | 三郷市笹塚54-2 |
備考 | - |
笹塚日枝神社の由緒
笹塚日枝神社の創建年代は不詳ですが、古くより山王社と稲荷社の合殿として笹塚村の鎮守社であったといいます。常磐道建設に伴い昭和50年、当地に移転したといいます。
新編武蔵風土記稿による笹塚日枝神社の由緒
(笹塚村)山王稲荷合社
村の鎮守なり、上口村東光院持(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による笹塚日枝神社の由緒
日枝神社
当社は現在、大字笹塚の西端に鎮座しているが、元来は今ある所よりも約一〇〇メートル東に境内があり、そこに、ちょうど村を見守るように東向きに鎮座していた。境内移転の理由は、常磐自動車道の建設のためで、遷宮祭は昭和五十四年一月二十九日に行われた。現在の社殿はこの移転に伴って新築されたものであるが、本殿だけは敬神の念と慣れ親しんできた社への愛着から、古くから祀られていたものを旧地から移して奉斎している。
当社の社名は「日枝神社」となっているが、実際は稲荷神社との合殿である。創建の年代は不明であるが、かなり古くからこの両社が一緒に祀られていたらしく、古い社号額には「稲荷大明神・山王大権現」と社名が併記されており、『風土記稿』にも「山王稲荷合社、村の鎮守なり、上口村東光院持」と記されている。そのため、今も当社の覆屋内には本殿が二つ祀られており、向かって右が山王社、左が稲荷社となっている。しかし、『郡村誌』や『明細帳』では、社名は既に現行の「日枝神社」となっており、祭神も大山咋命一柱が記されているだけで、稲荷社のことについては何一つ触れられていない。
なお、両社の本殿の間には、天保十三年(一八四二)銘の石灯寵が床を突き抜ける形で建てられている。これは移転前からの配置であるというが、その由来については不明となっている。(「埼玉の神社」より)
笹塚日枝神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉の神社」