彦江神社。浅間社として創建
彦江神社の概要
彦江神社は、三郷市彦江にある神社です。彦江神社の創建年代は不詳ですが、浅間社として創建、明治40年村社香取神社・熊野神社・日枝神社・熊野神社を合祀しています。
社号 | 彦江神社 |
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祭神 | 経津主命 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷社、三峰社、熊野社 |
祭日 | - |
住所 | 三郷市彦江1-152 |
備考 | - |
彦江神社の由緒
彦江神社の創建年代は不詳ですが、浅間社として創建、明治40年村社香取神社・熊野神社・日枝神社・熊野神社を合祀しています。
新編武蔵風土記稿による彦江神社の由緒
(彦江村)
香取社
村の鎮守とす、神體は束幣せし木像なり、釋尊寺持、下並同。
末社稲荷、水神。
山王社
熊野社
浅間社
密乗院持下同。
熊野社
稲荷社
村民持(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による彦江神社の由緒
彦江神社
彦江神社周辺は、この数年で古いたたずまいをすっかり消してしまったが、かつては社殿正面に富士を、後方に筑波山を望んだ田園地帯であった。
彦江は”彦成の八彦”と呼ばれ、こけ付近に八つ彦の付く地名があるうちの一つで、藤原彦江の支配地であった。草分けは、鈴木家・島根家、矢口家で天正年間(一五七三-九二)に下総国にあった大矢口城が落ちた際、土着したものという。
『明細帳』に「当社ハ往古駿河国富士浅間社ヲ遷シ祀ルトイフ。嘉永六年(一八五三)本社再建、明治四十年二月同村村社香取神社・熊野神社・日枝神社・熊野神社ヲ合祀シテ彦江神社ト号ス」とある。
『風土記稿』には「浅間社、密蔵院持、香取社、村の鎮守とす、神体は束帯せし木像なり、釈尊寺持」とあり、更に釈尊寺持ちとして山王社・熊野社、密乗院持ちの熊野社が載っている。
内陣には『風土記稿』に載る香取社の木像(座像)が合祀により納められており、「香取大明神御壱社、作者浅草御蔵前旅籠町鎌倉運慶二十一世大仏師風間舜元安在(花押)五十三年、宝暦四甲戊歳(一七五四)九月吉日出来ス」の銘文がある。また、金幣があり、「奉納浅間宮、日本橋針店丁椎名金蔵」の銘がある。(「埼玉の神社」より)
彦江神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉の神社」