小曽根神社。熊谷市小曽根の神社

猫の足あとによる埼玉県寺社案内

小曽根神社。旧称雀宮、諸社を合祀

小曽根神社の概要

小曽根神社は、熊谷市小曽根にある神社です。小曽根神社の創建年代等は不詳ながら、雀宮と称し、小曾根村の鎮守社だったといいます。明治41年に字向河原天神社、字西浦稲荷神社を合祀、小曽根神社と改称したといいます。

小曽根神社
小曽根神社の概要
社号 小曽根神社
祭神 日本武尊、蔵王権現像
相殿 -
境内社 -
祭日 -
住所 熊谷市小曽根281
備考 -



小曽根神社の由緒

小曽根神社の創建年代等は不詳ながら、雀宮と称し、小曾根村の鎮守社だったといいます。明治41年に字向河原天神社、字西浦稲荷神社を合祀、小曽根神社と改称したといいます。

新編武蔵風土記稿による小曽根神社の由緒

(小曾根村)
雀宮
村の鎮守なり。修験東光院持
天神社
村持(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による小曽根神社の由緒

小曽根神社(熊谷市小曽根二八一(小曽根字東浦))
当地は、古くから開発された所で、古墳があり先史時代の住居跡が発掘されている。当社境内も“曾根の木古墳”発掘の土を盛ったという口碑がある。また、小曽根は昭和二十九年まで中条村の大字であり、中条とは、古い条里制より起った呼称である。
小曽根の地名は、やせた荒地を表すとする説がある。しかし、これは当社の祭神にちなむものではあるまいか。祭神の天の鈿女命を古くは「うずめさま」更に「おすめさま」と呼び、これがいつしか古い社名の雀宮となり、地名の小曽根となったと考えられる。
『風土記稿』には「雀宮 村の鎮守なり、修験東光院持」とある。東光院は、当社前にある納見尚男家の先祖で、維新による復飾後も当社の面倒をみていたと伝える。また、地元の山田淳之編『小曽根と山田氏』に、納見家には「雀宮別当 権大僧都知道」と書かれた慶長十二年(一六〇七)の文書があったことが記されている。
『明細帳』に「明治四十一年十月十二日、同大字字向河原天神社、字西浦稲荷神社ヲ合祀シ社号雀神社ヲ小曽根神社ト改称ス」とある。
内陣に三基の霊璽が安置してある。一つは雀宮霊璽で、「武蔵国埼玉郡小曽根村 雀大明神勧請 鎮座天明二年(一七八二)三月廿六日 神祇道長上卜部良延」とある。次の一つは天神社のもので、内部に像高三二センチメートルの古い男神像を納めている。残る一つは稲荷神社霊璽である。(「埼玉の神社」より)


小曽根神社の周辺図