砂間香取神社。平方村の砂間組の旧家9軒で祀られる社
砂間香取神社の概要
砂間香取神社は、越谷市平方にある香取神社です。砂間香取神社の創建年代等は不詳ながら、平方村の砂間組の旧家9軒で祀られている社だといいます。
社号 | 香取神社 |
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祭神 | 経津主命 |
相殿 | - |
境内社 | 水神宮 |
祭日 | - |
住所 | 越谷市平方685 |
備考 | - |
砂間香取神社の由緒
砂間香取神社の創建年代等は不詳ながら、平方村の砂間組の旧家9軒で祀られている社だといいます。
新編武蔵風土記稿による砂間香取神社の由緒
(平方村)
香取社
西楽寺持(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による砂間香取神社の由緒
香取神社<越谷市平方六八五(平方字東前)>
平方は、古利根川と会の川とに囲まれた輪中の地で、北端を頂点とした三角形の形をしている。その中には、幾つかの村組があるが、当社の鎮座する砂間は、古利根川に沿った東側の斜辺の真ん中辺りにある。また、砂間をぐるりと取り囲むように、東組が位置しているため、行事の中には、砂間と東組とが一緒に行っているものも多い。
平方では、旧村社の浅間神社が村全体の鎮守として信仰されているほか、村組ごとでも神社を祀っているが、当社もそうした組で祀る神社の一つで、砂間だけで祀ってきた社である。ただし、氏子に入っているのは、砂祀の中でも古くからこの地に居を構える九軒だけで、その九軒は厚見・大野・中村・十根川・金子のいずれかの姓を名乗る。
いずれも、古い家では一五代ほど続いている。神社周辺の土地は大野家のものであることを考えると、当社の創建には、大野家がかかわっていたのかもしれない。
『風土記稿』平方村の項に記されている神社の中では、当社は「香取社 西楽寺持」と載るものに該当する。ちなみに、西楽寺は、東組にあり、聖徳山と号する浄土宗の寺院で、その位置は当社の七〇〇Mほど北西である。
明治初年の社格制定に際しては、浅間神社が村社とされ、当社は無格社とされた。(「埼玉の神社」より)
砂間香取神社の周辺図