円福寺。加須市常泉にある真言宗智山派寺院

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御嶽山円福寺。火の難から家財・身を守る地蔵尊

円福寺の概要

真言宗智山派寺院の円福寺は、御嶽山地蔵院と号します。円福寺は、天正10年(1582)に創建、阿闇梨俊意(寛永2年1625年寂)が開山したといいます。当寺の地蔵菩薩像は、火の難から家財・身を守る地蔵尊として信仰されているそうです。

円福寺
円福寺の概要
山号 御嶽山
院号 地蔵院
寺号 円福寺
本尊 火防地蔵菩薩座像
住所 加須市常泉359
宗派 真言宗智山派
葬儀・墓地 -
備考 -



円福寺の縁起

円福寺は、天正10年(1582)に創建、阿闇梨俊意(寛永2年1625年寂)が開山したといいます。当寺の地蔵菩薩像は、火の難から家財・身を守る地蔵尊として信仰されているそうです。

新編武蔵風土記稿による円福寺の縁起

(常泉村)
圓福寺
新義眞言宗、根古屋村金剛院末、御嶽山と號す、本尊地蔵を安ぜり、開山末長寛文十三年三月七日寂す、(新編武蔵風土記稿より)

「加須市の神社・寺院」による円福寺の縁起

当寺は天正十年(一五八二)の創建にして、開山は寛永ニ年(一六二五)に入寂した阿闇梨俊意である。中興開山は法印末長といい、寛文十三年(一六七三) 三月七日入寂と伝えられる。
当寺はもと火防地蔵尊を記る地蔵堂であったが、その後、一寺となり寺号を許された。毎年七月二十三日には、各耕地が当番制で地蔵会を行い、火の難から家財・身を守るとして信仰する檀信徒が多い。
本末の関係については、本末の関係については、根古屋村(現騎西町)の金剛院の末寺に属していた(『風土記』)。(「加須市の神社・寺院」より)

境内掲示による円福寺の縁起

ここ円福寺は新編武蔵風土記稿によると、根古屋村(騎西町)金剛院の末寺で本尊は地蔵を祀っています。この本尊は「火伏せ地蔵」といって、防火の地蔵様として厚く信仰されています。地蔵様の御守札をいただき、はっておくと火事にならないといわれており、この地蔵だけでなく周辺市町村をはじめ県外からもこのお札をもとめてくる人がいるといわれています。(加須市教育委員会掲示より)


円福寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「加須市の神社・寺院」