善応寺。加須市騎西にある曹洞宗寺院

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善応寺。騎西尋常小学校地

善応寺の概要

曹洞宗寺院の善応寺は、大龍山と号します。善応寺は、玄察和尚が開基、雲祥寺8世蘭室呑秀(寛永3年寂)が開山となり元和3年(1617)に創建したといいます。明治維新後は、騎西尋常小学校に供されていました。

善応寺
善応寺の概要
山号 大龍山
院号 -
寺号 善応寺
本尊 十一面観音像
住所 加須市騎西1156
宗派 曹洞宗
葬儀・墓地 -
備考 -



善応寺の縁起

善応寺は、玄察和尚が開基、雲祥寺8世蘭室呑秀(寛永3年寂)が開山となり元和3年(1617)に創建したといいます。明治維新後は、騎西尋常小学校に供されていました。

新編武蔵風土記稿による善応寺の縁起

(騎西町場)
善應寺
禅宗曹洞派、上會下村雲祥寺の末、愛宕山と號す、開山蘭室呑秀寛永三年三月廿六日示寂、本尊十一面観音を安ず、
鐘樓。貞享五年鑄造の鐘を掛
秋葉社
妙義社
三峯社
八幡社
白山社。この社は享保五年の建立なり、(新編武蔵風土記稿より)

境内掲示による善応寺の縁起

当寺は大竜山と号し、本尊に十一面観音を奉安する。創建は元和三年(一六一七)の頃で、開基は玄察和尚、開山は蘭室呑秀という。呑秀は雲祥寺八世で、下崎正福寺も開山している。
山門前には、「不許葷酒入山門」と刻んだ石碑がある。これは”結界石”といい、修行の妨げになるニラ・ニンニクなどの臭気のある物や、酒などを寺内へ持込むことを禁じたものである。文政二年(一八一九)の造立。
なお、当寺には明治六年に本堂を仮校舎とした騎西尋常小学校が開設され、多くの子供たちが勉学に励んだ。(加須市教育委員会掲示より)


善応寺所蔵の文化財

  • 青銅製地蔵尊半跏像
  • 仁治三年銘(一二四二)阿弥陀種子板碑

善応寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿