組み合わせ式(箱式)石棺。比企郡川島町白井沼にある旧跡・名所

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組み合わせ式(箱式)石棺。比企郡川島町白井沼にある旧跡・名所

組み合わせ式(箱式)石棺の概要

組み合わせ式(箱式)石棺は、比企郡川島町白井沼にある名所旧跡です。組み合わせ式(箱式)石棺は、古墳時代後期に造立された大塚古墳に使用されていた石棺で、6枚の緑泥片岩で構成されています。江戸時代後期の文化年間(1804-1818)に東大塚の古墳上に鎮座していた神明社を修理する際に石棺が出土、そのまま東大塚の古墳上に放置されていましたが、昭和40年当地に移設しています。

組み合わせ式(箱式)石棺
組み合わせ式(箱式)石棺の概要
旧跡・名所名 組み合わせ式(箱式)石棺
みどころ 旧跡
入場時間 -
入場料 -
住所 比企郡川島町白井沼230
備考 -




組み合わせ式(箱式)石棺の縁起

組み合わせ式(箱式)石棺は、古墳時代後期に造立された大塚古墳に使用されていた石棺で、6枚の緑泥片岩で構成されています。江戸時代後期の文化年間(1804-1818)に東大塚の古墳上に鎮座していた神明社を修理する際に石棺が出土、そのまま東大塚の古墳上に放置されていましたが、昭和40年当地に移設しています。

新編武蔵風土記稿による組み合わせ式(箱式)石棺について

該当記載なし(新編武蔵風土記稿より)

川島町教育委員会掲示による組み合わせ式(箱式)石棺について

組み合わせ式(箱式)石棺
この石棺は、六枚の緑泥片岩を組み合わせて箱型に造ったもので、今から千数百年前の豪族の墓に使用されたものです。縦の内法一九五センチメートル、横の内法五六センチメートル、高さの内法前方四六センチメートル、後方五三センチメートルあり、床石と蓋石には四辺に幅四センチメートル、深さ一・五センチメートルの溝があり、前後の石は左右の石に組み込む仕組みになっています。このような石棺は県内では珍しいもので、古墳時代後期の埋葬様式を知るうえに貴重な資料です。
文化年間(一八〇四~一八一八)東大塚の古墳(渡辺春古氏宅=東大塚二八三の一裏)上の神明社修理の際出土し、中から剣太刀・やじり・其他のものが発掘されたので、中山の秋元但馬守の陣屋へ届出されたといわれています。
その後最近までこの石棺は古墳上に置かれていたのですが、古墳は原型を失いそこに置くことは適当でないと判断されたため、昭和四〇年五月この地に小さく円墳を模造して置くことにしたものです。(川島町教育委員会掲示より)


組み合わせ式(箱式)石棺の周辺図