薬王寺。伊奈町小室にある真言宗智山派寺院

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薬王寺。伊奈町指定文化財の薬師如来像十二神将像

薬王寺の概要

真言宗智山派寺院の薬王寺は、医王山と号します。薬王寺の創建年代等は不詳ながら、かつては無量寺の門徒寺だったといいます。当寺の薬師如来像と十二神将像は伊奈町有形文化財に指定され、寅年の春に開帳されているといいます。

薬王寺
薬王寺の概要
山号 医王山
院号 -
寺号 薬王寺
本尊 薬師如来像
住所 伊奈町小室5384
宗派 真言宗智山派
葬儀・墓地 -
備考 非法人



薬王寺の縁起

薬王寺の創建年代等は不詳ながら、かつては無量寺の門徒寺だったといいます。当寺の薬師如来像と十二神将像は伊奈町有形文化財に指定され、寅年の春に開帳されているといいます。

新編武蔵風土記稿による薬王寺の縁起

(小室宿村)
薬王寺
新義眞言宗、村内無量寺門徒、醫王山と號す、本尊薬師を安ず、
天神社(新編武蔵風土記稿より)

「伊奈町史」による薬王寺の縁起

薬王寺は、本尊薬師如来を志久全体で祀るお堂である。『風土記稿』によると、医王山薬王寺と号する新義真言宗の寺で、志久の村内にある無量寺の門徒としている。
現在、志久公民館の入口にあるが、以前は公民館自体が薬王寺であった。本尊の薬師様は秘仏で、寅年が御開帳である。このときには、平塚の密厳院などの薬師様の御開帳が同時に行われる。御開帳は春で、志久の行事当番が担当する。なお、薬王寺は昭和五七年に建て替えている。(「伊奈町史」より)


薬王寺の周辺図


参考資料

  • 「新編武蔵風土記稿」
  • 「伊奈町史」(伊奈町教育委員会)