荒川久那不動堂。秩父市荒川久那にある寺院

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荒川久那不動堂。秩父市荒川久那にある寺院

荒川久那不動堂の概要

荒川久那不動堂は、秩父市荒川久那にある不動堂です。荒川久那不動堂の創建年代等は不詳ながら、当地には古くから水が湧き出していたことから、当地の鎮守として不動尊を祀ってきたといいます。大正6年の大火により焼失したものの再建され、当地の湧き水は不動名水と呼ばれ秩父名水の一つとして利用されています。

荒川久那不動堂
荒川久那不動堂の概要
山号 -
院号 -
寺号 不動堂
住所 秩父市荒川久那3902
宗派
葬儀・墓地 -
備考 -



荒川久那不動堂の縁起

荒川久那不動堂の創建年代等は不詳ながら、当地には古くから水が湧き出していたことから、当地の鎮守として不動尊を祀ってきたといいます。大正6年の大火により焼失したものの再建され、当地の湧き水は不動名水と呼ばれ秩父名水の一つとして利用されています。

境内石碑による荒川久那不動堂の縁起

不動名水の碑
武甲山塊の地中深く流れる水は此処に湧出して清流となり古くから住民の生活を成り立たせ旅人の渇えを癒し人々に多大な恩恵を与え続けて来た。
清冽な此の水は如何なる日照りにも涸れる事無く又打続く長雨にも濁る事を知らないと言う。
然し言伝に依れば過去の大地震の前に此の水が必ず白濁したと伝えられる。
古人は此処に社を建て不動尊を祀り附近の鎮守とした。
其の社は古く江戸時代の久那村の地図にもしるされているが大正六年(一九一七年)石原の大火に依り焼失し後に地元先人有志の努力に依って現在の社が建立され大字久那地区の鎮守として人々の信仰を集めて居る。殊に社殿基壇の石垣の技法は見事である。近年社会に於いて水質の問題が人々の関心を呼び清く澄んでミネラルに富んだ此の名水の存在は恵みの水として益々貴重なものとなると言えよう。
併せて地区民の長年に亘る願いであった秩父鉄道浦山口駅下の狭隘なガードの拡巾工事も今年竣工し円滑な交通が実現した事は大きな喜びであり此処に小碑を建て略記する。
昭和六十三年十二月吉日
特別御芳志
東京都小平市
鳳勝山雲祥寺田村勝彦 殿
秩父鉄道株式会社 殿
昭和六十三年度大字久那祭事係(境内石碑より)

新編武蔵風土記稿による荒川久那不動堂の縁起

(久那村)
不動堂
神職中山大和吉田家の配下なり(新編武蔵風土記稿より)


荒川久那不動堂の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿