泉乗寺薬師堂。泉乗寺旧本堂と旧薬師堂を併合
泉乗寺の概要
真言宗智山派寺院の泉乗寺は、日照山壽福院と号していた寺院で、現在は泉乗寺薬師堂と称されています。泉乗寺の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「新義眞言宗、柏座村日乗院末、日照山壽福院と號す、本尊阿彌陀を安ず。薬師堂」と記載されています。明治21年廃寺となり、小泉地区の区画整理に伴い、泉乗寺旧本堂と旧薬師堂をまとめ、泉乗寺薬師堂として新築したといいます。
山号 | 日照山 |
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院号 | 壽福院 |
寺号 | 泉乗寺 |
本尊 | 薬師如来像 |
住所 | 上尾市小泉 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
泉乗寺の縁起
泉乗寺の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「新義眞言宗、柏座村日乗院末、日照山壽福院と號す、本尊阿彌陀を安ず。薬師堂」と記載されています。明治21年廃寺となり、小泉地区の区画整理に伴い、泉乗寺旧本堂と旧薬師堂をまとめ、泉乗寺薬師堂として新築したといいます。
新編武蔵風土記稿による泉乗寺の縁起
(小泉村)泉乗寺
新義眞言宗、柏座村日乗院末、日照山壽福院と號す、本尊阿彌陀を安ず。
薬師堂(新編武蔵風土記稿より)
「上尾の神社・寺院」による泉乗寺の縁起
掲載なし(「上尾の神社・寺院」より)
泉乗寺薬師堂新築記念碑による泉乗寺の縁起
泉乗寺薬師堂新築記念碑
泉乗寺は江戸時代の代表的な地誌である「新編武蔵風土記稿」によると、日照山寿福院泉乗寺と号する新義真言宗の寺院であった。本尊は立像の阿弥陀如来と観音、勢至の両脇侍である。本尊阿弥陀如来像は江戸時代前期の作と思われるので、泉乗寺は三百年以上にわたって小泉地区の人々の崇敬を集めてきました。かつては寺内に薬師堂があり、そこには薬師三尊像と十二神将がまつられていた。
この度小泉地区の区画整理事業の進展により、堂舎移転の止むなきに至り、関係者一同衆議一決して、両者を一つにまとめて泉乗寺薬師堂として新築することになりました。ここに多くの人々の御尽力によりめでたく落慶をむかえることになった。住民一同の喜びこれに過ぎるものはありません。住民の息災安全を願う先人の祈願を継承して末永き幸せを願うため関係者を碑に刻み、後世に銘記しておくものであります。(泉乗寺薬師堂新築記念碑より)
泉乗寺の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「上尾の神社・寺院」(上尾市教育委員会)