長谷寺。鎌倉市長谷にある浄土宗系単立寺院

猫の足あとによる神奈川県寺社案内

龜頭山長谷寺。天平8年創建、坂東三十三所観音霊場

長谷寺の概要

浄土宗系単立寺院の長谷寺は、海光山慈照院と号します。長谷寺は、徳道上人が大和国(奈良県)初瀬の楠で観音像を二体製作、そのうちの一体が海に流されて三浦半島の長井に漂着、この観音像を当地に安置、天平8年(736)に創建したといいます。鎌倉時代には寺観が既に整えられ、坂東三十三所観音霊場の第四番札所に定められている他、鎌倉三十三観音霊場4番、鎌倉・江の島七福神の大黒天となっています。

長谷寺
長谷寺の概要
山号 海光山
院号 慈照院
寺号 長谷寺
本尊 十一面観世音菩薩像
住所 鎌倉市長谷3-11-2
宗派 浄土宗系単立
葬儀・墓地 -
備考 -



長谷寺の縁起

長谷寺は、徳道上人が大和国(奈良県)初瀬の楠で観音像を二体製作、そのうちの一体が海に流されて三浦半島の長井に漂着、この観音像を当地に安置、天平8年(736)に創建したといいます。鎌倉時代には寺観が既に整えられ、坂東三十三所観音霊場の第四番札所に定められています。

境内掲示による長谷寺の縁起

天平8年(736)
徳道上人
本尊の十一面観音像は日本最大級の木造の仏像です。
寺伝によると、開山の徳道上人が大和国(奈良県)初瀬の山中で見つけた樟の巨大な霊木から、二体の観音像が造られました。
一体は大和長谷寺の観音像となり、残る一体が衆生済度の願いが込められ海に流されたといいます。その後、三浦半島の長井浦(現在の初声あたり)に流れ着いた観音像を遷し、建立されたのが長谷寺です。
境内の見晴台からは鎌倉の海が一望でき、また、二千株を超えるアジサイをはじめ、四季折々の花木を楽しめます。(鎌倉市掲示より)

長谷寺栞による長谷寺の縁起

正式には、海光山慈照院長谷寺と号します。往古より「長谷観音」の名で親しまれる当山は、奈良時代の天平八年(七三六)開創と伝わる鎌倉でも有数の古刹であります。
本尊となる十一面観世音菩薩は、像高三丈三寸(九・一八m)にも及ぶ本邦最大級の木彫仏で、東国を代表する観音霊場の象徴、鎌倉大観音と称される所以でもあります。
伝世する寺宝により鎌倉時代には一山としての寺観が整っていたとみられ、同時期の成立と伝わる、坂東三十三所観音霊場の第四番札所に定められた当山は、諸方からの篤い帰依によりその法灯を今の世に伝えております。
なお、観音山のすそのから中腹にかけて広がる境内は、四季を通じて花木が鮮やかな色どりを添え、また、遠く相模湾までをも見渡すことのできる眺望は、鎌倉随一とも賞されます。(長谷寺栞より)


長谷寺の周辺図