壽閑寺。海老名市本郷にある日蓮宗系単立寺院

猫の足あとによる神奈川県寺社案内

念濟山壽閑寺。乃木希典将軍の祖先圓應院壽閑日到開基

壽閑寺の概要

日蓮宗系単立寺院の壽閑寺は、念濟山と号します。壽閑寺は、弘治3年(1557)に創建、乃木助左衛門の父(圓應院壽閑日到、寛文13年1673年卒)が開基となり、妙純寺宿老成就院念濟日意上人が開山したといいます。開基となった乃木助左衛門の父は、源頼朝の重臣佐々木高綱の末裔で、子孫に乃木希典将軍を輩出しているそうです。

壽閑寺
壽閑寺の概要
山号 念濟山
院号 -
寺号 壽閑寺
本尊 三寶祖師像
住所 海老名市本郷3453
宗派 日蓮宗系単立
葬儀・墓地 -
備考 -



壽閑寺の縁起

壽閑寺は、弘治3年(1557)に創建、乃木助左衛門の父(圓應院壽閑日到、寛文13年1673年卒)が開基となり、妙純寺宿老成就院念濟日意上人が開山したといいます。開基となった乃木助左衛門の父は、源頼朝の重臣佐々木高綱の末裔で、子孫に乃木希典将軍を輩出しているそうです。

新編相模国風土記稿による壽閑寺の縁起

(本郷村)
壽閑寺
山を念斎と號す、日蓮宗(愛甲郡金田村妙純寺末)本尊三寶祖師、開山日意、開基圓應院壽閑日到(寛文十三年十一月二日卒乃木助左衛門父とのみ傳)(新編相模国風土記稿より)


壽閑寺所蔵の文化財

  • 脇侍二菩薩(海老名市指定重要文化財)
  • 壽閑寺梵鐘

脇侍二菩薩

普賢菩薩像
坐高二四・五センチ、台座三二センチ
白象共に総高一〇八・五センチ
像容の特徴は白象に騎乗しています
文殊菩薩像
坐高二四・五センチ、台座三二センチ
獅子共に総高一〇八・五センチ
像容の特徴は獅子に騎乗しています
両菩薩とも桧材寄木造で玉眼、白毫水晶、体躯金泥仕上げ
天和四年(一六八四)鎌倉の仏師扇谷三橋三郎宗三法印の作で室町時代の作風を伝える彫りの深い面立ちをもっています。(海老名市教育委員会掲示より)

壽閑寺梵鐘

壽閑寺梵鐘
念濟山と号す。創建は弘治三年(一五五七)五月。開山成就院念濟日意聖人。本山妙純寺宿老と伝う。梵鐘は延宝三年(一六七五)乃木希典将軍先祖源頼朝の重臣佐々木高綱の後裔乃木壽閑居士の寄進に依る。
この幻の名鐘を「蘇生延寿の鐘」と称す。(當山掲示より)

壽閑寺の周辺図