中荻野蚕影神社。厚木市中荻野の神社

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中荻野蚕影神社。厚木市中荻野の神社

中荻野蚕影神社の概要

中荻野蚕影神社は、厚木市中荻野にある神社です。中荻野蚕影神社の創建年代等は不詳ながら、中荻野村の小名馬場で祀られていた社で、鳶尾山の中腹に鎮座していたといいます。小名馬場では、小田原北條家の保護のもと、馬の市場が行なわれていたことから、小字名となったものです。平成16年に当地へ遷座し祀られています。

中荻野蚕影神社
中荻野蚕影神社の概要
社号 蚕影神社
祭神 -
相殿 -
境内社 -
祭日 -
住所 厚木市中荻野65-3
備考 -



中荻野蚕影神社の由緒

中荻野蚕影神社の創建年代等は不詳ながら、中荻野村の小名馬場で祀られていた社で、鳶尾山の中腹に鎮座していたといいます。小名馬場では、小田原北條家の保護のもと、馬の市場が行なわれていたことから、小字名となったものです。平成16年に当地へ遷座し祀られています。

新編相模国風土記稿による中荻野蚕影神社の由緒

(中荻野村)
小名馬場村
古へ馬市ありて調馬せし所と云、按ずるに、下荻野村民所蔵、天正中の文書に馬場町にて馬市をなせしこと見ゆ、即此地なり、曰掟□□當宿場町□□□□□□九日より廿五日迄、一七日□□如前ゝ無相違可立之、爲□□□間自何方来者に候共、横合非分一切不可有之、就中押□狼藉喧嘩口論堅令停止候□到于違犯之族者可遂披露、可處嚴科旨、披仰出候也、仍如件、天正十七年己丑九月十三日、山上強右衛門殿奉行、大道寺代虎朱印を押す、(新編相模国風土記稿より)

境内掲示による中荻野蚕影神社の由緒

蚕影神社
中荻野馬場こかげさん(豊受神社)
中荻野馬場部落の人たちで祀る神社で、鳶尾山の中腹にあったが、団地造成で鳶尾団地の一隅に祀られておりましたが、平成16年にこの場所に祀られるようになりました。
近年まで、ご神体として女神の木像(金色姫か)が祀られていましたが、いつの間にか紛失したので現在は鋳成の金色姫を置いている。
社内に残る木札に「蚕安全穢悪退散、夜守日守幸賜、豊受姫大神一宇所願祈所」とあり、裏に発願人八郎右衛門と馬場世話人3名の墨書きがある。年代は判然としないが八郎右衛門は江戸時代の人であるという。
厚木市史文化財調査報告書より(境内掲示より)


中荻野蚕影神社の周辺図


参考資料

  • 新編相模国風土記稿
  • 神奈川県神社誌
  • 「厚木市史史料」