岩手銀行旧本店本館。盛岡市中ノ橋通の名所旧跡

猫の足あとによる首都圏外寺社案内

岩手銀行旧本店本館。ルネッサンス様式の赤レンガ

岩手銀行旧本店本館の概要

岩手銀行旧本店本館は、盛岡市中ノ橋通にある名所旧跡です。岩手銀行旧本店本館は、辰野金吾博士と盛岡出身の葛西萬司工学士との両氏により設計されたルネッサンス様式の建造物で、明治44年に竣工しました。平成6年国重要文化財に指定、銀行として使用されたまま、国重要文化財に指定されたのは、全国で最初の指定だといいます。

岩手銀行旧本店本館
岩手銀行旧本店本館の概要
名称 岩手銀行旧本店本館
みどころ -
区分 重要文化財
住所 盛岡市中ノ橋通1-2-20
備考 -



岩手銀行旧本店本館の由緒

岩手銀行旧本店本館は、辰野金吾博士と盛岡出身の葛西萬司工学士との両氏により設計されたルネッサンス様式の建造物で、明治44年に竣工しました。平成6年国重要文化財に指定、銀行として使用されたまま、国重要文化財に指定されたのは、全国で最初の指定だといいます。

境内掲示による岩手銀行旧本店本館の由緒

岩手銀行旧本店本館
この建物は、旧盛岡銀行として明治四十四年四月に竣工しました。設計者は日本銀行本店、東京駅などを手掛けた明治洋風建築界の権威、辰野金吾博士と盛岡出身の葛西萬司工学士の両氏の手によるもので「赤レンガ」の愛称で親しまれています。
構造等は、一部三階建てとなっておりその延床面積は千二十平方メートルに達し煉瓦組造のルネッサンス様式で統一されております。外部は白色花崗岩によりバンドを巡らして横線を強調し採光用のドーマー窓とドーム屋根を組合せて、凹凸の多い平面計画で建物に陰影をつける等、同様式の特徴を顕著に現しております。特に内部は一、二階の吹き抜けや木製の飾り柱のコリント様式柱頭、天井は石膏くり型、各室入口枠の彫刻など意匠に富みクラシカルな雰囲気を作り出しております。
建築当時の姿を完全な形で伝え、かつ現在も創建当初の目的で使用されている建物の重要文化財指定は、全国で最初のものであります。
所有者株式会社岩手銀行(境内掲示より)


岩手銀行旧本店本館の周辺図


参考資料

  • 「岩手県町村誌」