白島八剣神社。広島県広島市中区の神社

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白島八剣神社。広島県広島市中区の神社

白島八剣神社の概要

白島八剣神社は、広島県広島市中区にある神社です。白島八剣神社は、広島城主福島正則公が在城していた頃、当地の堤防が決壊、流水を防ぐことが出来ず人柱を入れようとしていた時に福島正則公が人柱の代わりとして、名剣八振を箱に納め流水を治めたと伝えられ、その八本の剣を祀って元和3年(1617)に創祀、寛政11年(1799)に、堤上へ遷座したといいます。

白島八剣神社
白島八剣神社の概要
社号 八剣神社
祭神 八剣大明神
相殿 -
境内社 -
祭日 -
住所 広島市中区白島九軒町26
備考 -



白島八剣神社の由緒

白島八剣神社は、広島城主福島正則公が在城していた頃、当地の堤防が決壊、流水を防ぐことが出来ず人柱を入れようとしていた時に福島正則公が人柱の代わりとして、名剣八振を箱に納め流水を治めたと伝えられ、その八本の剣を祀って元和3年(1617)に創祀、寛政11年(1799)に、堤上へ遷座したといいます。

境内掲示による白島八剣神社の由緒

八剣神社は二代目、広島城主福島正則公の、この地に残る唯一の治世の史跡である。
当時、広島は洪水に悩まされここの堤防が切れて、水勢強く容易に防ぎ止めることが出来なかった。
遂に人柱を入れて堰き止めようという時、福島正則公が「それは不憫な、自分に名案がある」と言って秘蔵の名剣八本を箱に納め、地中深く埋めて堰き止めたのである。
その八本の剣の霊を祀って小祠が建てられたのが元和三年(西暦一六一七)今から四〇〇年昔のことである。
以来、水の守護神として、北風に逆い川に向って、敢えてここに建つ。
平成元年三月吉日 八剣会(境内掲示より)

「広島縣神社誌」による白島八剣神社の由緒

昔大洪水が起きた時、この辺りの水勢が強く堤が度々切れ、防ぐ手段もなかった。そこで里人等は人柱を立てて流水を防ぐべく協議していたところ、福島正則は人柱の代りに名剣八振を箱に納め、流水を治めたと伝える。人柱の犠牲に代わるこの名剣を八剣大明神として崇め祀ったのが起源であるという。もと堤下にあった祠を寛政十一年(一七九九)現在の堤の上に遷座した。(「広島縣神社誌」より)


白島八剣神社の周辺図


参考資料

  • 「広島縣神社誌」