富ヶ沢香取神社|白井市復の神社

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富ヶ沢香取神社|市指定文化財の「富ヶ沢の辻切り」

富ヶ沢香取神社の概要

富ヶ沢香取神社は、白井市復にある神社です。富ヶ沢香取神社の創建年代等は不詳ながら、江戸期には富ヶ沢村で祀られていました。明治維新後の社格制定に際し村社に列格していましたが、現在は宗教法人としての登記はありません。毎年1月25日に実施される「富ヶ沢の辻切り」は白井市文化財に指定されています。

富ヶ沢香取神社
富ヶ沢香取神社の概要
社号 香取神社
祭神 經津主命
相殿 -
境内社 -
住所 千葉県白井市復285
祭日 -
備考 -



富ヶ沢香取神社の由緒

富ヶ沢香取神社の創建年代等は不詳ながら、江戸期には富ヶ沢村で祀られていました。明治維新後の社格制定に際し村社に列格していましたが、現在は宗教法人としての登記はありません。

「印旛郡誌」による富ヶ沢香取神社の由緒

香取神社
村社
復村字下
經津主命
不詳
間口九尺奥行九尺
官有地第一四五〇坪
氏子十四戸 (「印旛郡誌」より)


富ヶ沢香取神社所蔵の文化財

  • 富ヶ沢の辻切り(白井市指定無形民俗文化財)

富ヶ沢の辻切り

辻切りとは、邪悪なものが外から侵入しないように地区の境界に設置するものです。富ヶ沢の辻切りは、毎年一月二五日に行われる初囃子にあわせて設置されるもので、当日は午前九時に富ヶ沢地区の各家が地区の集会所へ集まり準備します。一・五m程のヤダケの先端に杉枝・幣束・お札を挿し、その下に環状の注連縄と呪文の書かれた駒形の木札を麻縄で括り付け、地区の境界となる四ヵ所の辻に設置します。木札には陰陽道や密教などに由来するとも考えられる「鬼(鬼3つ)急々如律令」の文字が表側に、五芒星と縦横各九本の格子文が裏側に書かれた特徴的なものです。
市内の各地区でも辻切はりは行われていますが、富ヶ沢のような形態のものは他に類例が無く、千葉県下でも希少なものであり、市内を代表する辻切り行事として重要なものです。(白井市教育委員会掲示より)

富ヶ沢香取神社の周辺図