法目八幡神社|白井市復の神社

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法目八幡神社|市指定文化財の「法目のオビシャ」

法目八幡神社の概要

法目八幡神社は、白井市復にある神社です。法目八幡神社の創建年代等は不詳ながら、江戸期には法目村の鎮守として祀られ、宝暦11年(1761)には社殿が建立されていたといいます。明治維新後の社格制定に際し村社に列格、現社殿は平成11年に建立されています。毎年1月25日に実施される「法目のオビシャ」は白井市文化財に指定されています。

法目八幡神社
法目八幡神社の概要
社号 八幡神社
祭神 應神天皇
相殿 -
境内社 -
住所 千葉県白井市復1052
祭日 10月15日
備考 -



法目八幡神社の由緒

法目八幡神社の創建年代等は不詳ながら、江戸期には法目村の鎮守として祀られ、宝暦11年(1761)には社殿が建立されていたといいます。明治維新後の社格制定に際し村社に列格、現社殿は平成11年に建立されています。

千葉県神社名鑑による法目八幡神社の由緒

由緒に関する記載なし(千葉県神社名鑑より)

「印旛郡誌」による法目八幡神社の由緒

八幡神社
村社
復村字池ノ上
應神天皇
不詳
間口三尺奥行四尺
官有地第一種二四七坪
氏子十二戸(「印旛郡誌」より)

境内石碑による法目八幡神社の由緒

八幡神社造営記念
法目八幡神社は、鎮座年暦不詳。現社殿は宝暦十年(一七六一年)に建立され、以来、二百數十年にわたり、代々当地産土神として崇敬されて参りましたが、来経行く年月に老朽化も甚だしく、神霊の神留る社殿として、極めて畏き状態でありました。
近時、改修の機運が高まり、協議の末、奉賛金として、氏子各戸が月額一万円を十年に亘り積み立てて参りました。是れに共有地の売却代金を加え建設資金とし、度重なる協議の結果「新造営」が決議されました。
神殿の御造営と共に玉垣、鳥居、敷石、階段等の改造他、境内整備工事も同時に行われ、起工より神霊の加護の下、恙なく、目出度く竣工しました。
平成十一年(一九九九年)五月吉日(境内石碑より)


法目八幡神社所蔵の文化財

  • 法目のオビシャ白井市指定無形民俗文化財

法目のオビシャ

オビシャとは、漢字で「歩射」とも書かれ、的を弓で射てその年の豊凶を占い、また、前もって豊作を祝う予祝儀礼であると共に、邪悪なものが外から侵入しないように願う破魔の意味もあるといいます。
法目のオビシャは毎年一月十五日に八幡神社で行われます。当日は午前九時に氏子十三家が集まり、ガマズミの木を削った弓と、篠竹を整えた矢、青竹の輪に半紙を張り墨で星状の文様と共に「鬼」と書いた的を作ります。ガマズミの木はオビシャで使うために各家の畑で植栽したものです。
準備が整い神主が到着すると弓矢と的を神社に供えてから弓神事に移ります。まず神主がが三本の矢を放ち、一本目が的に命中するとワセ、二本目はナカノテ、三本目はアトが豊作になるといわれています。続いて
氏子全員が順不同で矢を放ちます。神事に使われた弓矢は縁起物として終了後に持ち帰ります。
市内の各地区でもオビシャは行われていますが、弓神事を行う事例は県内でも少なく、法目のオビシャのようにしっかりと弓矢や的を作るものは市内でも他にはありません。法目のオビシャは市内を代表するオビシャ行事として重要なものです。(白井市教育委員会掲示より)

法目八幡神社の周辺図