大井瀧内神社|いすみ市大原の神社

猫の足あとによる千葉県寺社案内

大井瀧内神社|三社の別れ行事、いすみ市指定有形文化財の祭礼絵馬二点

大井瀧内神社の概要

大井瀧内神社は、いすみ市大原にある神社です。大井瀧内神社は、貞観年間(859-877)の創建と伝えられ、大井地区の鎮守として祀られていたといいます。例大祭終了後には、造式日月神社の神輿とともに貝須賀鹿島神社の神輿を護衛する「三社の別れ」行事が行なわれているそうです。祭礼絵馬二点はいすみ市有形文化財に指定されています。

大井瀧内神社
瀧内神社の概要
社号 瀧内神社
祭神 日本武尊
相殿 -
境内社 八坂神社、愛宕神社
住所 千葉県いすみ市大原503
祭日 例大祭9月23・24日
備考 -



大井瀧内神社の由緒

大井瀧内神社は、貞観年間(859-877)の創建と伝えられ、大井地区の鎮守として祀られていたといいます。例大祭終了後には、造式日月神社の神輿とともに貝須賀鹿島神社の神輿を護衛する「三社の別れ」行事が行なわれているそうです。

「千葉県神社名鑑」による大井瀧内神社の由緒

貞観年中の勧請と伝えられる。(「千葉県神社名鑑」より)

「大原町史」による大井瀧内神社の由緒

瀧内神社(大井区)
祭神は日本武尊で、大井区の鎮守である。
旧大井谷村を構成していた当時から、造式・貝須賀区とは特に親しく「上座三社」と呼ばれ、三神社には「三社の別れ」と称する行事がある。
九月の例祭、二日目の大別れ式直後、当社の神輿は、造式の日月神社とともに鹿島神社を護衛して社前まで送る。そして鳥居の前で小憩ののち交互に神輿を高く掲げて円座に数回廻り「サ-ラバサ-ラバダェ-シンダェ-シン(来年)ヨウ」と唱えて別れを惜しむ。その後は3社で町へ戻り他の各社と合流する。(「大原町史」より)


大井瀧内神社所蔵の文化財

  • 祭礼絵馬二点(町指定有形文化財)

祭礼絵馬二点

奉納されている絵馬二点のうち、一点は、中魚落郷の祭礼を描写したもので、文久四年(一八六四)子年正月十三日大井村若者中が寄進した。
縦一・一〇メートル、横一・八二メートル。別の一点は、祭礼当日の滝内神社のありさまを描いたものと思われ、リアルな手法で人物、風俗の描写が動的によく表現されている。
縦七八センチ、横九七糎。
二点とも当時の祭礼を記録した貴重な資料である。(大原町教育委員会掲示より)

大井瀧内神社の周辺図


参考資料

  • 「千葉県神社名鑑」
  • 「大原町史」