馬蹄山東漸寺｜印西大師八十八所
東漸寺の概要
印西市中根にある天台宗寺院の東漸寺は、馬蹄山勝光院と号します。東漸寺は、仁明天皇の勅命により、慈覚大師円仁が承和年間（834-848）当地へ下向、不動明王像を自刻して奉安し創建したと伝えています。印西大師八十八所35番・45番です。
| 山号 | 馬蹄山 |
|---|---|
| 院号 | 勝光院 |
| 寺号 | 東漸寺 |
| 住所 | 印西市中根１８７ |
| 宗派 | 天台宗 |
| 葬儀・墓地 | - |
| 備考 | - |
東漸寺山門
東漸寺本堂
東漸寺不動堂
東漸寺35番大師堂
東漸寺45番大師堂東漸寺の縁起
東漸寺は、仁明天皇の勅命により、慈覚大師円仁が承和年間（834-848）当地へ下向、不動明王像を自刻して奉安し創建したと伝えています。
「印旛郡誌」による東漸寺の縁起
東漸寺
中根村字邊田前にあり天臺宗比叡山派にして中本寺泉倉寺末なり阿彌陀如来を本尊とす由緒不詳堂宇間口七間奥行六間庫裡間口四間奥行六間境内六百五十二坪（民有地第一種）あり住職は高橋泰明にして檀徒二十五人を有し管轄廳まで八里とす境内佛堂一宇あり即
一、不動堂 不動明王を本尊とす緒不詳建物間口二間三尺奥行二間なり（寺院明細帳）（「印旛郡誌」より）
境内不動堂掲示による東漸寺の縁起
中根不動尊縁起
抑当山は永和年中仁明天皇の勅令受け、慈覚大師東国に下向す、この地内に馬蹄留まりて十七日なり、仍りて大明王の尊像を謹刻塊眼す爲平等利益也、宝暦五年（一七五五）旧堂焼失し宝暦十四年（一七六四）再建する
（中略）深く信心せられ造営などの寄進をす又平長頼公出陣の際お告げあり馬蹄止むと霊験著しく諸氏の愁苦を救い給う、因みて山號を馬蹄山と稱すす。
天台宗馬蹄山一乗院東漸寺 （境内不動堂掲示より）
東漸寺の周辺図
参考資料
- 印旛郡誌