最頂寺|市原市姉崎にある浄土宗寺院

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最頂寺|市原市姉崎にある浄土宗寺院

最頂寺の概要

市原市姉崎にある浄土宗寺院の最頂寺は、無量山壽経院と号します。最頂寺は、行基菩薩(668-749)の創建と伝えられるといいます。慶長年間に入り、(後に靈巌寺を創建した)雄譽靈巌上人が当地に入り、供奉僧・蓮乗上人を当地に残して再建、姉崎村・高石源左エ門が開基となり、慶長4年(1599)蓮乗上人を中興開山としたといいます。

最頂寺
最頂寺の概要
山号 無量山
院号 壽経院
寺号 最頂寺
本尊 阿弥陀如来像
住所 市原市姉崎44
宗派 浄土宗
葬儀・墓地 -
備考 -



最頂寺の縁起

最頂寺は、行基菩薩(668-749)の創建と伝えられるといいます。慶長年間に入り、(後に靈巌寺を創建した)雄譽靈巌上人が当地に入り、供奉僧・蓮乗上人を当地に残して再建、姉崎村・高石源左エ門が開基となり、慶長4年(1599)蓮乗上人を中興開山としたといいます。

「千葉県浄土宗寺院誌」による最頂寺の縁起

文政三年二一世・宗誉上人の記録に依ると、開山は行基菩薩といわれ(「増上寺史料集」第六巻には宗阿彌とされている)、後に戦乱・自火等により大破無住として荒廃していた。慶長年間に至り、雄譽靈巌上人房州地方化益の途上、供奉僧・蓮乗上人を再建のためこの地に残し、上総国市原郡姉崎村・高石源左エ門を開基檀那として、慶長四年に再建改宗し、蓮乗上人を中興開山としたと伝えられる。
境内については門前表口三拾間・同裏行弐拾四間・表口四拾四間・裏行五拾八間・大門通り表口横幅弐間四尺・大門長さ拾九間等の記録がある。また明治三年の記録に依ると、境内三六四坪と記されているが、現在は別記の通りで、その間の推移については記録されたもの、または語り継がれている事もなく、詳細については不明である。
また本堂内には、いつごろどうして信仰の対象になったか不明だが「おくまん様」と呼ばれる古墳時代の男性人物埴輪像が祀られ、当寺秘佛とされており、元禄九年建立の諸願成就北向地蔵と合せて檀信徒・近隣の夫人達が毎月参集し民俗信仰行事念佛供養を続けている。(「千葉県浄土宗寺院誌」より)


最頂寺の周辺図