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吉祥寺。さいたま市緑区中尾にある天台宗寺院

吉祥寺の概要

天台宗寺院の吉祥寺は、寶珠山十林院と号す、天台宗の別格本山です。吉祥寺は、慈覚大師が開山、法印賴定が中興したといい、江戸期には幕府より寺領5石の御朱印状を拝領、東叡山(寛永寺)学寮僧が住職を勤め、近隣に末寺5ヶ寺、門徒寺20ヶ寺を擁する中本寺格の寺院だったといいます。

吉祥寺
吉祥寺の概要
山号 寶珠山
院号 十林院
寺号 吉祥寺
住所 さいたま市緑区中尾1410
宗派 天台宗
本尊 地蔵菩薩
葬儀・墓地 -
備考 -



吉祥寺の縁起

吉祥寺は、慈覚大師が開山、法印賴定が中興したといい、江戸期には幕府より寺領5石の御朱印状を拝領、東叡山(寛永寺)学寮僧が住職を勤め、近隣に末寺5ヶ寺、門徒寺20ヶ寺を擁する中本寺格の寺院だったといいます。

新編武蔵風土記稿による吉祥寺の縁起

(中尾村)吉祥寺
天台宗、川越仙波中院末、寶珠山十林院と號す、開山は慈覺大師中興を法印賴定と云へり、當寺は東叡山學寮の僧住職の寺なり、本尊は地蔵の立像にて長一尺二三寸、慈覺大師の作なり、又傍に彌陀の立像を安ず、智證大師の作と云へり、當寺門徒二十ヶ寺、末寺五ヶ寺あり、御朱印五石は村内にて賜へり。
鐘楼。近年鑄造の鐘なれば、銘文取らず。
駒形権現社。大門の入口にあり、神體は白駒にて三體あり、長六寸許本地佛正観音を安せり。(新編武蔵風土記稿より)


吉祥寺所蔵の文化財

  • 吉祥寺山門(浦和市有形指定文化財)

吉祥寺山門

吉祥寺は、慈覚大師の開山と伝えられる天台宗の古刹です。
この山門は、桃山文化の流れを汲む江戸時代前期の建築です。型式は、薬医門に属しますが、柱が円柱であること、また表側の左右に控柱が立っていることなど、やや趣を異にしています。規模は、間口五・九〇メートル、奥行き一・六八メートルです。本柱と後ろの控柱は、礎盤上に立ち、上、下に粽が見られます。柱上は、正面が大冠木となり、背面が桁で、それに梁を架けています、組物も複雑に配され、腕木や台輪を入れるなどさらに複雑にし、賑やかな軒下を作っています。また鏡天井も張られています。扉は、藁座に吊られています。
軒は、二重繁棰で、屋根は、切妻造りの重厚なかや葺きとなっています。
禅宗様(唐様)としての粽や礎盤、白輪などとともに、大仏様(天竺様)としての木鼻や皿斗なども取り入れています。
総ケヤキ造りで堅固にできており、時代を反映した活気溢れる建築と言えます。(浦和市教育委員会・吉祥寺掲示掲示より)

吉祥寺の周辺図

参考資料
  • 「新編武蔵風土記稿」