日枝神社|葛飾区東水元の神社

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日枝神社|旧上小合村鎮守

日枝神社の概要

日枝神社は、葛飾区東水元にある神社です。日枝神社は、寛文3年(1663)に創建、上小合村の鎮守社であったといいます。

日枝神社
日枝神社の概要
社号 日枝神社
祭神 大山咋神、経津主命
相殿 -
境内社 白髭神社、稲荷神社
例祭日 8月1日
住所 葛飾区東水元4-15-3
備考 旧上小合村鎮守


日枝神社の由緒

日枝神社は、寛文3年(1663)に創建、上小合村の鎮守社であったといいます。

「新編武蔵風土記稿」上小合村の条に「山王社 村ノ鎮守ニテ村持」、「東京府志料」上小合村の条には「日枝神社 村ノ鎮守ナリ。モト山王社ト云。一新後、社号改マル。社地540坪」とあり、中央区佃住吉神社所蔵、明治25年の届出には、寛文3年(1663)9月の創立と記してある。宝永元年(1704)猿ヶ又の堤防決潰による大場川(古利根川)の洪水に社殿流失し、同3年再建、さらに安永3年(1774)にも再建された。当社は近年まで現在地の北東約700メートルの水元小合上町670にあり、大場川を背にして老松鬱蒼とした景勝の地にあり、戦前までは毎年例祭日には、境内で大角力が行われて賑わったが、その社地は昭和51年、東京都の自然公園の敷地の一部として買収されて、現在地に移り、同53年3月、新社殿の造営を完了した。
境内の白髭神社は寛文3年(1663)の奉祀、稲荷神社の奉祀年代は不詳である。なお社地の東隣にあった大川家の氏神三峰神社には、長享3年(1483)在銘の阿弥陀三尊来迎月待供養板碑があり、天明6年(1786)付近の池から出土したもので、昭和53年3月、区の文化財に指定されたが、現在は社殿とともに、当神社境内の北東隅に移されている。(葛飾区教育委員会 葛飾区神社調査報告より)

日枝神社所蔵の文化財

  • 阿弥陀三尊来迎月待供養板碑 1基(葛飾区登録有形文化財)

日枝神社の周辺図