三社神社|千葉市花見川区犢橋町の神社

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三社神社|千葉市花見川区犢橋町の神社

三社神社の概要

三社神社は、千葉市花見川区犢橋町にある神社です。三社神社の創建年代等は不詳ながら、当地では土神を産土神とし、男子は15歳になると伊勢大神宮・鎌倉八幡宮に参詣して初めて成人とみなされる風習があったそうで、戦乱によりこの風習を維持できなくなったことから、この三社を併せ祀って三社大神と称したといいます。

三社神社
三社神社の概要
社号 三社神社
祭神 天照皇大神、天兒屋根命、譽田別命
相殿 -
境内社 子安神社、道祖神
住所 千葉市花見川区犢橋町1109
祭日 10月18日
備考 -



三社神社の由緒

三社神社の創建年代等は不詳ながら、当地では土神を産土神とし、男子は15歳になると伊勢大神宮・鎌倉八幡宮に参詣して初めて成人とみなされる風習があったそうで、戦乱によりこの風習を維持できなくなったことから、この三社を併せ祀って三社大神と称したといいます。明治維新後の社格制定に際し村社に列格していました。

「千葉県神社名鑑」による三社神社の由緒

創立勧請の年代は詳らかでないが、往古より土神一社を産土神として尊崇した。一方郷中では男子が一五歳になると、必らず伊勢大神宮に参詣し、帰路相州鎌倉八幡宮に詣でて、始めて男子の仲間入りをする慣習があったが、中古の国乱によって参詣がままならず、伊勢・相模の両宮を勧請し土神と併せ祀って三社神社と称した。(「千葉県神社名鑑」より)

「千葉縣千葉郡誌」による三社神社の由緒

三社大神
犢橋村字大塚に鎮座す。天照大神、八幡大神、春日大神を合祀す。口碑に曰往古土神一社を産土神と尊来し、村中從来の習慣は男子十五才にして必ず伊勢大神宮に参詣し、歸路相州鎌倉八幡宮に詣で、而して始めて男子輩に入る。中古國亂に依りて道路困難にして参詣の自由を得ず、爲に伊勢相模の兩宮を村内に遷し、土神と号し三社大神と崇むなりと。社殿は破風造り萱葺間口二間奥行一間四尺、境内五百三十坪、高臺にあるを以て眺望佳なり。境内に稲田姫を祭る。子安神社と道祖神の二社あり氏子の犢橋區民二百餘戸のもの年々十月十八日を祭日として之を祭る。所有財産として山林五段六畝六歩、三段六畝、一段五畝、現金一四〇圓、四八一圓五四〇あり。(「千葉縣千葉郡誌」より)


三社神社の周辺図