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瑞石山清水寺|町田市相原町にある臨済宗妙心寺派寺院

清水寺の概要

臨済宗妙心寺派寺院の清水寺は、瑞石山と号します。清水寺の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「除地、畑合二段八畝二十歩、字坂下にあり、禅宗臨済派、京都妙心寺の末なり、本堂五間に三間本尊釋迦木の坐像にて、長一尺ばかりなるを安置せり」と記載されて、現本尊は、武田信玄小田原侵入の際に焼失を免れた観音像だといいます。武相卯歳観音霊場四十八ヶ所27番です。

清水寺
清水寺の概要
山号 瑞石山
院号 -
寺号 清水寺
住所 町田市相原町701
宗派 臨済宗妙心寺派
葬儀・墓地 -
備考 -



清水寺の縁起

清水寺の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「除地、畑合二段八畝二十歩、字坂下にあり、禅宗臨済派、京都妙心寺の末なり、本堂五間に三間本尊釋迦木の坐像にて、長一尺ばかりなるを安置せり」と記載されて、現本尊は、武田信玄小田原侵入の際に焼失を免れた観音像だといいます。

新編武蔵風土記稿による清水寺の縁起

(下相原村)
清水寺
除地、畑合二段八畝二十歩、字坂下にあり、禅宗臨済派、京都妙心寺の末なり、本堂五間に三間本尊釋迦木の坐像にて、長一尺ばかりなるを安置せり。
観音堂。境内西の方にあり、正観音を安す、木の立像にて、長三尺許、行基の作と云。(新編武蔵風土記稿より)

「町田市史」による清水寺の縁起

清水寺(相原町)
所在地 町田市相原町字坂下。
宗派 臨済宗。京都妙山寺末。
山寺号 瑞石山清水寺。
本堂 寄棟御堂造り。中央に銅製宝珠を置く。そしてその下正面に二個の葵の定紋を配す。向拝銅葺唐破風。二重棰造り。正面二間、奥行九尺。また本堂は四間四方の総欅造り。花鳥、河川、人物遊戯等の彫刻を四方に施し、向拝左右の角柱にも一六の花丸を刻しし町田市稀有の建築である。堂正面には澄川翁の書「施無畏殿」四文字の額を掲げ、二三段の石階上にある。
水屋 幅一間、奥行四尺の欅造り。亜鉛葺合掌屋根の下に石の手洗いを置く。この屋根にも葵紋あり。
鐘楼 九尺四方天井に二五の花丸を描くも今は明確には見えない。入母壁、亜鉛葺。梵鐘、天保一三年鋳鐘、太平洋戦に供出し、昭和三三年新鋳のもの。「南無観世音菩薩」と刻す。
本尊 観音立像。『風土記稿』には「釈迦木の坐像にて長一尺ばかり」とある。しかし、「相原村誌」に「本尊は聖観音にして」とあるものと今はしている。この観音像は丸山の観音山にあったが、武田信玄小田原侵入の際寺院焼失し、わずかに全焼を免かれた一木像だが、昭和三四年東京都多摩丘陵調査の際、丸尾彰三郎調査員によって、藤原時代像だろうとされた夜叉神とならんで古代仏像であろうといわれている。ただ惜しむらくは焼痕のため鮮明を欠く。
町田市指定文化財。以上本堂・御水屋・鐘楼は、相原町丸山長福寺建築後、嘉永三年(一八五〇)三月一五日、時の相原村名主青木助次郎易直の手によって新築されたもので、一連一体の建築物のため昭和四八年三月八日市重宝に指定された。
庫裡 寄棟亜鉛葺。木造平屋、間口五間半、奥行五間、一間の式台入口を設く。
付属文化財 この寺には、さきに市が天然記念物に指定した数種類の樫の群落があり、また善寧児の碑がある。善寧児碑はこの種の碑としては日本最古の碑で明治二五年四月に建てられている。そのそばに近藤勇の碑もあって、門人五三名の手で建てられた。勇の風貌を偲ぶに足るであろう。(「町田市史」より)


清水寺所蔵の文化財

  • 清水寺観音堂(町田市指定有形文化財)
  • 清水寺水屋(町田市指定有形文化財)

清水寺観音堂

清水寺観音堂は、桁行三間・梁行四間・正面一間に軒唐破風の向背を設け宝形造・平入・銅板葺で四周に疑宝珠高欄付の縁を設けている。
大きさは、桁行二四・五九尺(約七・四五メートル)、梁行二四・七二尺(約七・四九メートル)で、柱径は来迎柱、側柱とも〇・九九五尺(約〇・三メートル)である。
向背は二重肘木を用いた横拡のある斗栱をくみ、向背木鼻から中備まで龍の彫刻で飾り、堂本体とのつなぎも雲龍の丸彫になる。
堂の側廻りは、長押・頭貫・台輪でつながれ、柱上に尾垂木つき三手先斗栱をくみ、お垂木は龍および模形の彫刻となり、軒支輪も浮彫で飾って、軒の二軒とする。
当観音堂は本格的な三手先を用いながら彫刻装飾を多用した堂で、よく幕末期の傾向をあらわしている。
建立は、嘉永三年(一八五〇年)再建とされている。(町田市教育委員会掲示より)

清水寺水屋

清水寺水屋は、桁行一間・梁行一間・一軒繁垂木・切妻造・平入の水屋である。
屋根は銅板葺であるが、もとは杮葺であったとつ垂れられている。
大きさは、桁行六・七七尺(約二・〇五メートル)、桁行五・一八尺(約一・五七メートル)、柱径は最大径で〇・四六尺角(約〇・一四メートル)である。
頭貫を虹梁形にして獅子頭をだし、柱頂に台輪をわたしている。斗栱は実肘木つき三斗で、中備には桁行に松と二人の人物、梁行に龍の彫物がはめ込まれ、妻飾に鳳凰及び菊水彫物を配している。
建立年代は、水鉢の刻銘に「天保□酉」とあることから天保八年(一八三七年)頃と想われる。(町田市教育委員会掲示より)

清水寺の周辺図

参考資料
  • 新編武蔵風土記稿
  • 「町田市史」