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岩戸八幡神社|狛江市岩戸南の神社

岩戸八幡神社の概要

岩戸八幡神社は、狛江市岩戸南にある八幡神社です。岩戸八幡神社は、鶴岡八幡宮の御神體を懸けた永禄元年(1558)の相撲で勝った当地の勇士秋元仁左衛門が、岡八幡宮の御神体を当所に持ち帰り、八幡神社を勧請したと伝えられるといいます。江戸時代には岩戸村の鎮守社に定められ、明治4年には村社に列格、明治37年、字宿屋敷の駄倉明神、字古屋敷の神明社を合祀したといいます。

岩戸八幡神社
岩戸八幡神社の概要
社号 八幡神社
祭神 応神天皇
相殿 駄倉大神、天照皇大神、天児屋根命、大山祇大神
境内社 駄倉明神、神明社、稲荷神社
住所 狛江市岩戸南2-8-2
祭日 10月第一日曜日
備考 旧村社



岩戸八幡神社の由緒

岩戸八幡神社は、鶴岡八幡宮の御神體を懸けた永禄元年(1558)の相撲で勝った当地の勇士秋元仁左衛門が、岡八幡宮の御神体を当所に持ち帰り、八幡神社を勧請したと伝えられるといいます。江戸時代には岩戸村の鎮守社に定められ、明治4年には村社に列格、明治37年、字宿屋敷の駄倉明神、字古屋敷の神明社を合祀したといいます。

新編武蔵風土記稿による岩戸八幡神社の由緒

(岩戸村)八幡社
除地、五畝、小名堤外にあり、村の鎮守なり、本社六尺に七尺南向、上屋は二間四方茅葺、前に木の鳥居をたつ、神体は木像にて、束幣高さ七寸五分、鎮座の初を詳にせず、例祭八月十五日、村内明静院の持(新編武蔵風土記稿より)

境内掲示による岩戸八幡神社の由緒

当社は狛江市岩戸の総鎮守にして、往古は的矢庄石井郷にて、後に岩戸となまり、此の地に在り。
社伝に曰く、岩戸の地士に秋元仁左衛門と言う怪力無双の勇士あり、人呼んで鬼五郎左衛門と称し恐れられていた。
今を隔てる四百有余年前、即ち永禄元年(一五五八)四月、相州小田原の北條陸奥守の召しに応じた足利左馬頭義氏という腕自慢の勇士があった。一方、当岩戸の領主にして世田谷城主吉良左兵衛佐頼康も又、義氏同様召しに応じ、諸大名と共に鎌倉鶴岡八幡宮に参詣した。遇々、腕自慢の義氏が、世田谷城主吉良頼康と力較べをする事となり、頼康は家業の中より岩戸の住人仁左衛門をして、其の相手となさしめる事になった。勝負は相撲により決し、懸賞として勝者には鶴岡八幡宮の御神體体を懸け、諸将きら星の如く居並ぶ社前において勝敗を争ったが、仁左衛門はこの大相撲に見事腕自慢の義氏を倒し、遂に勝利を得て、その賞として鶴岡八幡宮の御神体を当所に持ち帰り、八幡神社を勧請したと伝えられ、以来四百有余年の歳月を重ね、今日に至るまで、その名残を近郷にとどめて、今でも世田谷八幡宮の祭礼には此の相撲が行われている。
御神体は神秘の木の坐像、束帶、身丈二四・七五米厘(cm)にして、参詣者の無病息災と子孫繁栄に霊験ありて、近郷近在の老若男女競うて参詣する者多し。
社殿は明治三年改築し、更に昭和三十七年八月、木造一部鉄筋コンクリート造り、向拝付拝殿、銅板葺、総建坪に十五坪余、近代的にして崇厳を極めた神殿である。附近には千古を伝う湧水あり。又、社前の池中には末社厳島神社あり、市杵嶋姫命を祀る。総社地三百九十坪、氏子は二千有余。昭和四十九年九月、時代の推移に伴い境内に神楽殿を建設し、以って氏子の人々を始め、一般の参集に便ならしめ、参詣又容易にせんとす。社殿改築時には大鳥居を、今又手水舎を寄進する有志あり、神殿の崇厳輝き、神の鉾榧の大木天を摩し、氏子の繁栄と、敬神の念を極めている。(境内掲示より)

北多摩神社誌による岩戸八幡神社の由緒

創建の年月は詳かでないが正親天皇永禄元年四月相州小田原に拠る北條陸奥守氏康の召に応じた足利左馬頭義氏という腕自慢の人があった。一方岩戸の領主世田谷城主で吉良左兵衛佐頼康も又義氏同様召に応じ諸大名と共に鎌倉鶴岡八幡宮に参詣した。(東鑑)遇々力自慢の義氏が世田谷城主吉良頼康と力競べをすることとなり、吉良頼康は家臣の中より当所岩戸の住人秋元仁左衛門をしてその相手をさせることとなった。秋元仁左衛門は当時無双の強者、人呼んで鬼五郎左衛門といわれていた。勝敗は相撲により決し、懸賞として勝者には鶴岡八幡宮の御神体をかけ同社前に於て勝敗を争ったが、仁左衛門は見事義氏を倒し、遂に八幡宮の御神体を当所に持ち帰り八幡神社を勧請した。この時の御神体が即ち鶴岡八幡宮の御神体であると伝わる。
明治三年より四年に亘り社殿改築し、同四年十月村社に列せられ、岩戸村総鎮守となった明治三十七年八月三十一日、当所字宿屋敷一〇八五番地所在、駄倉明神並に、字古屋敷六一四番地所在、神明社を相殿に合祀した。昭和三十七年社殿を改築した。(北多摩神社誌より)


岩戸八幡神社の周辺図

参考資料
  • 新編武蔵風土記稿
  • 北多摩神社誌(北多摩神道青年会むらさき会)