一乗寺|台東区谷中にある日蓮宗寺院

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大法山一乗寺|台東区谷中にある日蓮宗寺院

一乗寺の概要

日蓮宗寺院の一乗寺は、大法山と号します。一乗寺は、茂原妙光寺(藻原寺)十七世日僚(元和3年1617年寂)が創建したといいます。

一乗寺
一乗寺の概要
山号 大法山
院号 -
寺号 一乗寺
住所 台東区谷中1-6-1
宗派 日蓮宗
葬儀・墓地 -
備考 -



一乗寺の縁起

一乗寺は、茂原妙光寺(藻原寺)十七世日僚(元和3年1617年寂)が創建したといいます。

「下谷區史」による一乗寺の縁起

一乗寺(谷中坂町七四番地)
上總妙光寺末、本尊三寶は日蓮聖人の眞筆と傳へる。大法山と號す。天正年間瑞輪寺日新弟子一乗院日僚(元和三年十二月十七日寂)の草創にかゝる。境内に大田錦城の墓がある。又清元菊壽の墓もある。又老松樹あり、谷中の化松とて著名である。昔時寺中に眞浄坊、眞行坊、稲荷社等があつた。(「下谷區史」より)

御府内寺社備考による一乗寺の縁起

上総国長柄郡藻原村妙光寺末頭 谷中善光寺前町
大法山一乗寺、境内古跡拝領地1,000坪
起立年月、相知不申候。
開山本山十七世日僚、元和3年12月17日寂。
客殿梁間6間桁行8間、本尊宗法之通、三宝諸尊。半鐘差渡1尺2寸丈龍頭迄1尺9寸余無銘。
稲荷社1間ニ7尺、神体木造丈5寸。
寺中。真浄坊、真行坊。右ハ、明和9年2月29日丸山出火之節、類焼仕、其後再建不仕候。以上丙戌書上。(御府内寺社備考より)


一乗寺所蔵の文化財

  • 太田錦城墓(東京都指定旧跡)

太田錦城墓

太田錦城(1765-1825)は江戸時代中期の儒学者で、名は元貞、字は公幹、才佐と称し、錦城は号である。加賀国大聖寺に生まれ、当時の大儒であった皆川淇園、山本北山に折衷派を学んだが満足せず、漢代以降の中国の諸説を直接研究し、一家の学を建てた。
晩年にいたり、一時京畿に遊び、三河国吉田藩に仕えたが、加賀国金沢藩から賓師として招かれ、三百石を給せられた。
文政8年4月23日、61歳で没した。著書には「九経談」「春草堂詩集」「鳳鳴集」など非常に多くの著述があり、長男は加賀侯に仕え、三男は吉田侯に儒学をもって仕えた。(東京都教育委員会掲示より)


一乗寺の周辺図


参考資料

  • 御府内寺社備考
  • 「下谷區史」