玉姫稲荷神社|台東区清川の神社

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玉姫稲荷神社|新田義貞追討の際に御影弘法の筆を納めて祀る

玉姫稲荷神社の概要

玉姫稲荷神社は、台東区清川にある稲荷神社です。玉姫稲荷神社の創建年代は不詳ながら、新田義貞追討の際に襟掛の御影弘法の筆を瑠璃の宝塔に収めて当地に祀り創建したといいます。

玉姫稲荷神社
玉姫稲荷神社の概要
社号 玉姫稲荷神社
祭神 宇迦之御魂大神
相殿 -
境内社 口入稲荷神社、猿田彦神社、白山神社、金刀比羅神社、八幡神社、松尾神社、八坂神社、天祖神社、春日神社、王子神社
住所 台東区清川2-13-20
備考 村社



玉姫稲荷神社の由緒

玉姫稲荷神社の創建年代は不詳ながら、新田義貞追討の際に襟掛の御影弘法の筆を瑠璃の宝塔に収めて当地に祀り創建したといいます。

新編武蔵風土記稿による玉姫稲荷神社の由緒

(山谷町在方分)
珠姫稲荷社
身體はキツネに乗たる翁の像なり、例祭は隔年四月十五日獅子の頭を出し町内を渡せり、或書に社傳を引て云、當者は新田義貞追討の時祈願により、襟掛の御影弘法の筆なるを瑠璃寶塔に収め、此處に祀る故に玉姫稲荷と號すとあれと、今此傳なし、橋場町不動院持。
末社。稲荷三。
釈迦堂。田山の像を安す。
供所。神輿蔵。(新編武蔵風土記稿より)

新編武蔵風土記稿による玉姫稲荷神社の由緒

社伝に天平宝宇四庚(七六〇)の創建とあり、江戸時代に至りて稲荷神の流行とともに神威現われ江戸庶民の信仰を得るが、享保年間(一七一六ー三六)に出版された『江戸砂子』に「標茅原玉姫稲荷のあたり、此社は山城国稲荷山のいなり移せしなり。王子村岸稲荷と神縁ありと云ひつたふ。」と記され、また新田義貞公と社号にまつわる故実もあわせて述べている。昭和二十年三月十日の大空襲により、一宇を残さず焼失。(新編武蔵風土記稿より)


玉姫稲荷神社の周辺図