真蔵院。草加市西町にある真言宗智山派寺院

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真蔵院。草加市西町にある真言宗智山派寺院

真蔵院の概要

真言宗智山派寺院の真蔵院は、長渓山興精寺と号します。真蔵院の創建年代は不詳ですが、当寺本尊背面の銘によると当寺歴代のうちの榮山が発願、11年後の享保五年(1720)に完成したといい、江戸時代中期には創建していたころがわかります。武蔵国八十八ヶ所霊場39番です。

真蔵院
真蔵院の概要
山号 長渓山
院号 真蔵院
寺号 興精寺
本尊 阿弥陀如来像
住所 草加市西町189
宗派 真言宗智山派
葬儀・墓地 -
備考 -



真蔵院の縁起

真蔵院の創建年代は不詳ですが、武田氏の家臣吉沢氏が主家滅亡の後当地に隠棲し、一族の菩提寺として創建したといいます。

新編武蔵風土記稿による真蔵院の縁起

真蔵院
新義真言宗、原村密蔵院末、長渓山興精寺と號す、本尊弥陀なり、
稲荷社。(新編武蔵風土記稿より)

「草加の社寺資料」による真蔵院の縁起

寺伝によると、武田氏の家臣吉沢氏が主家滅亡の後当地に隠棲し、一族の菩提寺として建立したのが当院であるという。なお、史料273にある寺号と現在公称の寺号に差異があるが、詳細は伝えられていない。また、史料276に間口九尺奥行六尺の山門が、大正十二年の大震災で半壊してしまったことが示されている。図面等が伝存せず、これも詳細は不明であるが、規模から考えて、薬医門の形式であったと思われる。(「草加の社寺資料」より)


真蔵院の周辺図