大長寺。行田市行田にある浄土宗寺院

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亀通山大長寺。忍藩主阿部豊後守家の菩提寺

大長寺の概要

浄土宗寺院の大長寺は、亀通山行田院と号します。京都知恩院第29世岌善上人が元亀天正年間に諸国巡行中、当地へ滞留し大長寺を創建しました。寛永16年(1639)より文政6年(1823)まで忍藩主を勤めた阿部豊後守家の菩提寺となり、享保年間には大仏を寄進されています。行田忍城下七福神の毘沙門天です。

大長寺
大長寺の概要
山号 亀通山
院号 行田院
寺号 大長寺
本尊 釈迦如来三尊仏
住所 行田市行田23-1
宗派 浄土宗
葬儀・墓地 -
備考 -



大長寺の縁起

大長寺は、京都知恩院第29世岌善上人が元亀天正年間に諸国巡行中、当地へ滞留し大長寺を創建しました。寛永16年(1639)より文政6年(1823)まで忍藩主を勤めた阿部豊後守家の菩提寺となり、享保年間には大仏を寄進されています(現在の大仏は平成8年に再建したもの)。

新編武蔵風土記稿による大長寺の縁起

浄土宗、京都知恩寺末。亀通山行田院と号す。開山は本山第29世岌善上人にて、元亀天正の頃奥州筋へ巡行せし時、郡中斎条村の百姓原口与右衛門が宅にしばし滞留して、当寺を開き、其後空蓮社西道比丘と云僧中興すといへり。此僧は文禄3年6月25日寂す。本尊阿弥陀を安置す。
毘沙門堂。
塔頭。一行院、千手院。(新編武蔵風土記稿より)


大長寺所蔵の行田市指定文化財

  • 大長寺の芭蕉句碑

大長寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿