観乗寺|大田区東六郷にある日蓮宗寺院

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日経山観乗寺|大田区東六郷にある日蓮宗寺院

観乗寺の概要

日蓮宗寺院の観乗寺は、日経山東光院と号します。観乗寺は、寛永元年(1624)日経上人が開創、承応3年(1654)に小湊誕生寺末となりました。

観乗寺
観乗寺の概要
山号 日経山
院号 東光院
寺号 観乗寺
住所 大田区東六郷3-16-1
宗派 日蓮宗
葬儀・墓地 -
備考 -



観乗寺の縁起

観乗寺は、寛永元年(1624)善惠院日経上人が開創、承応3年(1654)に小湊誕生寺末となりました。

「大田区の寺院」による観乗寺の縁起

当寺は日経山東光院といい、日経(~1636)により、寛永元年(1624)に開創された。もと本寺はなかったが、承応3年(1654)より誕生寺の末寺となった。境内地は高木伊勢守守久の陣屋の跡といい伝えられている。下袋村円竜寺が元禄年間(1688-1703)廃寺となり、その祖師像を写し安置されていたが、今時の戦災により焼失した。(「大田区の寺院」より)

新編武蔵風土記稿による観乗寺の縁起

観乗寺
年貢地1段9畝18歩。街道の東側にあり。法華宗安房国誕生寺末、日経山東光院と号す。開山善惠院日経上人、寛永元年創建す。その後も本寺はなかりしに、承応3年より小湊末となれり。境内の地もとは高木伊勢神守久陣屋の跡なりとのみいひ傳へて、当寺を開きしばかの人の建立せしにもあらずといへり。本尊三宝祖師客殿に安ず。この祖師の像はもと本郡下袋村円龍寺の本尊なり。元禄年中かの寺廃して後、当寺へうつせしとぞ、台座の裏に元和13年にて改元あり、13年と云は誤りあるべし。
寺宝
題目一軸。日賢上人の筆にて、慶長5年日教上人へ附属せし一軸なりとぞ。日教はその傳いまだ考へず。
祖師堂。門を入て左にあり。四間四方。祖師の座像は木像にして長5寸。この像天明8年6月26日六郷の渡に流れよりしを、土人とりあげ多摩川岸に仮堂をつくりて安ず。然るに参詣の人日々多かりければ、土人議して当寺へうるせしとぞ。(新編武蔵風土記稿より)


観乗寺の周辺図