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猿江神社|猿藤太の伝説、江東区猿江の神社

猿江神社の概要

猿江神社は、江東区猿江にある神社です。猿江神社は、源頼義・義家親子の家臣であった猿藤太が当地で亡くなり、入江だった当地の文字から猿江稲荷と称して、創建したといいます。

猿江神社
猿江神社の概要
社号 猿江神社
祭神 天照大御神、宇迦之御魂命、猿藤太
相殿 -
境内社 藤森稲荷社、馬頭観音社
住所 江東区猿江2-2-17
備考 別当:本覚山妙寿寺(現世田谷区)



猿江神社の由来

猿江神社は、源頼義・義家親子の家臣であった猿藤太が当地で亡くなり、入江だった当地の文字から猿江稲荷と称して、創建したといいます。

境内掲示による猿江神社の由来

伝承として昔、康平年間(1058-1065)源頼義が奥州征伐(後三年の役)の頃、この附近の入江に勇々しき戦武士の屍がただよい着き、不思議にも其の屍より毎夜光明を発し村人この屍を丁重に葬る。
武士の鎧に源頼義の臣「猿藤太」と記しあり、又懐中よりありがたき経文一巻がいでたり。よって村人「猿藤太」の頭文字と入江の「江」をとりて、猿江稲荷と尊稱し、近郷近在の守護神となし、村落の敬神の地として仰ぎ奉り、豊作祈願、病気平癒、悪病退散、等のこの地の氏神社として祭り、又それより地名をも猿江村と稱えはじめ現在に至れり。
正に猿江の地名これより発祥せり。
尚、当時、この村落の氏神社である猿江稲荷神社は右末より「天照大御神」「宇迦之御魂神」とを御祭神としていたが武人猿藤太の御霊をも合せ加え、代々お祀り申し上げて参りました。江戸時代は猿江稲荷神社と稱し隣接せる、日蓮宗寺院本覚山妙寿寺の住職が代々守護管理を司っていたが明示以後、近年になり、神保宮司を祭官として招き、合せて村、町の発展と共に町内氏子の者達が、神社の護持運営にあたり現在に引き継がれた次第であります。(境内掲示より)

「江東区の民俗深川編」による猿江神社の由来

源頼義・義家父子による奥州攻めで、数々の武勲を打ち立てた家臣の一人に「猿藤太」(さるのとうた)という武将がいた。武勇の士であったが、この地の入り江で力つきてしまった。これを知った地元の漁師達が手厚く葬り、神社の境内に塚を建てて祀ったところ、豊漁が続き、これにちなみ、猿藤太の「猿」 と、入り江の「江」の字を結び「猿江」の社名となったという(「猿江神社縁起」)。
もとは猿江稲荷神社と称し、別当妙寿寺の西にあったが、明治一七年(一八八四)、現在地に移転する。康平年間(一〇五八~六五)に猿藤太が亡くなったという言い伝えの遺跡は重願寺南方の地で、池があったが埋め立てられてしまったという(『新撰東京名所図会』)。
猿藤太について別の書には、入り江に甲冑を帯びた武士の死骸があり、毎夜光明を放ち、調べると鎧の引合に猿藤太と記し、一部一巻の法華経を持っていたという(『御府内備考続編』)。猿江神社の別当であった妙寿寺は法華経第一の日蓮宗の寺であり、猿江稲荷の縁起と妙寿寺との関連をうかがわせる。妙寿寺は谷中清水町にあった妙清寺が火除け地として召し上げられ、当時の住持日受が猿江に代地を願い出て、移転し、この時、寺号を妙寿寺と改めたことに発する。また、当所には鎮守稲荷があり、住善寺という寺が別当を勤めていたが、廃寺となり、妙寿寺がその別当になったという。妙寿寺は大震災後世田谷区北烏山に移転した。
大震災で猿江神社も焼失し、昭和六年(一九三一)、当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りとして再建され、東京大空襲では焼けずに残ったという。昭和二一年、伊勢大御神を合祀して、社名を猿江神社に改称した。(「江東区の民俗深川編」より)

藤森稲荷神社由緒

創立不詳ながら、江戸時代初期には本所横網町の江戸幕府御用材木蔵にすでに祀られていた。
享保19年(1734)御用材木蔵と共に猿江の地(現在の猿江恩賜公園)に遷座された。明治以降は宮内省所管となり、この頃から猿江神社の宮司家により祭祀奉仕がなされている。
亦、社殿が藤の木で囲まれ、毎年花の咲く時期に祭礼が行われていたことから、何時しか藤乃木魂を祀る「藤森神社」と称され、四百年余に亘り木材作業に従事する人々の厚い信仰を享けてきた。
昭和52年春、東京都の都市計画による猿江貯木場の移転に伴い、現潮見駅前に遷座されるが、平成13年12月崇敬なる旧東京官材共同組合長氏橋幸次郎氏及び東京広葉樹連合会会長長谷川建治氏、他関係諸氏の総意尽力で再び縁深きこの猿江の地に戻り、猿江神社の境内に安宮遷座される。
江戸時代より木材の守護神として商売繁盛、工事作業安全のご利益があるとされている。
尚、石燈篭一対(弘化5年)、石水盤(貞享3年)は区の有形文化財である。


猿江神社所蔵の文化財

  • 石造燈籠昭和6年在銘一対(江東区登録文化財)
  • 石造燈籠猿江裏町南部町会奉納一対(江東区登録文化財)
  • 石造燈籠御作事方・御勘定方・御材木方奉納一対(江東区登録文化財)
  • 石造狛犬昭和6年在銘一対(江東区登録文化財)
  • 水盤野村屋五郎兵衛奉納(江東区登録文化財)

猿江神社の周辺図


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