奥戸水神社|葛飾区奥戸の神社

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奥戸水神社|勘定吟味約井沢弥惣兵衛が創建

奥戸水神社の概要

奥戸水神社は、葛飾区奥戸にある水神社です。奥戸水神社の創建年代等は不詳ですが、中川開削のとき、享保14年(1729)幕府の勘定吟味約井沢弥惣兵衛が河畔に祀ったといいます。

奥戸水神社
奥戸水神社の概要
社号 水神社
祭神 水波能売神
相殿 -
境内社 -
例祭日 7月22日
住所 葛飾区奥戸2-33-4
備考 -



奥戸水神社の由緒

奥戸水神社の創建年代等は不詳ですが、中川開削のとき、享保14年(1729)幕府の勘定吟味約井沢弥惣兵衛が河畔に祀ったといいます。

葛飾区神社調査報告による奥戸水神社の由緒

「新編武蔵風土記稿」奥戸村の条に「水神社妙厳寺持」とある。古来本区は水稲栽培が一般農民の基本になっていたので、稲作に不可欠の灌漑用水の守護神として水神を祭ることが多い。しかし現在は多く鎮守社の摂社になっていて、当社のように独立した神社はきわめて稀である。一説には、人柱伝説によって、享保14年(1729)幕府の勘定吟味約井沢弥惣兵衛が中川開削のとき、河畔に祀ったものという。以前は本奥戸橋の上流100メートルの鼠山にあったが、中川改修工事のため、大正11年、現在地へ遷り、昭和29年10月、境内の整備を終えた。祭神は女神であるので、子授け、安産、育児の神としても信仰された。(葛飾区教育委員会 葛飾区神社調査報告より)

境内石碑による奥戸水神社の由緒

この水神社は(境内地39坪3合9尺)現在宗教法人水神社となって国家から分離し、宗教法人によってこれを信仰する人々により維持運営されて居ります。
旧奥戸本町には鎮守奥戸天祖神社(境内社稲荷神社、御嶽神社、古録天神社<大六天神社>、熊野神社、浅間神社、諏訪神社、香取神社)東南部に天玉祠、南西部に大六天神社の四社が鎮座し、この神々の広大無辺の御神徳は氏子崇敬者の上に遍く日夜垂れ給い、旧奥戸本町有志によって祭祀をして御祭神の御神徳の発揚を護持し今日に至って居ります。水神社の祭祀の由緒は御維新までは同村真言宗妙厳寺の別当であったが、明治2年4月鈴木久喜祠掌として奉仕。

奥戸水神社の周辺図