玉林寺。川崎市多摩区にある臨済宗建長寺派寺院

猫の足あとによる神奈川県寺社案内

玉林寺。準西国稲毛三十三観世音霊場、多摩川三十三ヶ所観音霊場

玉林寺の概要

臨済宗建長寺派寺院の玉林寺は、洞雲山と号します。玉林寺は、蔵雲西庵(元和5年1619年寂)が開山となり創建したといいます。準西国稲毛三十三観世音霊場番外、多摩川三十三ヶ所観音霊場29番です。

玉林寺
玉林寺の概要
山号 洞雲山
院号 -
寺号 玉林寺
住所 川崎市多摩区菅馬場2-20-1
宗派 臨済宗建長寺派
葬儀・墓地 -
備考 -



玉林寺の縁起

玉林寺は、蔵雲西庵(元和5年1619年寂)が開山となり創建したといいます。

新編武蔵風土記稿による玉林寺の縁起

(菅村)玉泉寺
村の南字馬場にあり、臨済宗にて同村壽福寺の末寺なり、洞雲山と號す、開山蔵雲西庵元和五年正月二十二日寂せり、客殿八間に五間半東向なり、本尊薬師長八寸許の坐像なり、運慶の作と云、又地蔵の像あり、長四寸許、定朝の作なりと云、延寶七年十月十二日時の地頭中根壹岐守正致が田地寄附の状あり、其文に観音堂免田とあり、其頃は観音を本尊とせしにや。(新編武蔵風土記稿より)


玉林寺所蔵の文化財

  • 紙本着色・仏涅槃図(川崎市重要歴史記念物)

紙本着色・仏涅槃図

当寺は、臨済宗建長寺派に属しています。
当寺所蔵の文化財のうち、紙本着色・仏涅槃図は、金箔を使用した極彩色、曼荼羅形式の大幅です。
通常の仏涅槃図と比較してみると、釈迦の臨終に集まる諸尊や禽獣が、グループ別に集団で描かれていて、たいへん特徴的です。また、その周囲には涅槃経が金字で記されています。
画中の銘文によって、江戸時代・文化十四年(一八一七)の作で、三島市・龍沢寺の写しであることがわかります。
川崎市教育委員会は、この絵画を、昭和六十年十二月二十四日、川崎市重要歴史記念物に指定しました。(川崎市教育委員会掲示より)

玉林寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿