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南谷寺|目赤不動尊、文京区本駒込にある天台宗寺院

南谷寺の概要

天台宗寺院の南谷寺は、大聖山東朝院と号します。南谷寺は、比叡山南谷の万行律師(寛永18年寂)が開山となり、元和2年(1616)創建したといいます。江戸五色不動目赤不動尊関東三十六不動第13番不動です。

南谷寺
南谷寺の概要
山号 大聖山
院号 東朝院
寺号 南谷寺
住所 文京区本駒込1-20-20
宗派 天台宗
葬儀・墓地 -
備考 江戸五色不動の目赤不動、関東三十六不動第13番不動



南谷寺の縁起

南谷寺は、比叡山南谷の万行律師(寛永18年寂)が開山となり、元和2年(1616)創建したといいます。

「本郷區史」による南谷寺の縁起

駒込片町に在り、延暦寺末、大聖山東朝院と號す、元和中比叡山南谷の萬行律師(寛永十八年寂)の開く處である。境内不動堂に安置の不動を目赤不動と稱する。もと動坂不動坂の邊に在つたが寛永の頃将軍鷹野の途次此を過つて堂地を賜ひ、目黒目白に對し目赤と呼ばしめたと云ふ(江戸砂子)。(「本郷區史」より)

文京区史跡さんぽによる南谷寺の縁起

万行和尚が元和年間(1615-1624)に駒込動坂に庵を設け不動明王像を安置した。これが南谷寺の創建であり、この不動を赤目不動と呼んだ。
寛永年間(1624-1644)三代将軍家光が鷹狩りの途中、動坂のこの庵に立ち寄り、この赤目不動を、目黒・目白不動と同じように”目赤不動”と呼ぶように伝え、寺領を現在地に寄進した。そこで、寺を動坂からここに移転し、駒込目赤不動と称するようになった。(文京区史跡さんぽより)

東京名所図会による南谷寺の縁起

南谷寺目赤不動堂
南谷寺は駒込片町三十七番地にあり、大聖山東朝院と稱す、天台宗京都延暦寺末なり、僧満行(寛永十八年寂)開基す、元和中伊賀國より来る、初め駒込動坂にありしを、寛永の頃今の地に移るといふ。近年境内を修理し堂宇を改築せり。
目赤不動堂。境内に不動堂あり、目黒目白に對して目赤不動と呼ぶ。
江戸砂子(三)に云、當寺本尊は伊州赤目山第二世萬行和尚回國の時、いづくの誰ともしらず、来て尊像をさづけたり、其後當國駒込村の動坂に草庵をむすびて不動尊を造立し、かのさづかりし像を胸中におさめて赤目不動と號す、しかるに寛永の頃御鷹野の節、御成ありて、堂地を今の所に下したまひ、赤目といふを目黒目白に對して目赤とよぶべしとの鈞命ありて目赤といふなり。
堂内左に松尾尊といへるが勧請あり、又コロボックル時代に於ける古器物の破片を額とす。
石地蔵。大小五軀あり、いづれも雨露の浸潤腐食する所となり、尊容剥落、文字磨滅して、年代詳らかならず、内一軀稍新しく、安永五丙申歳九月吉日と讀まる。傍に寛延年號の石不動一座安置。
稲荷堂。不動堂の左、石地蔵の右にあり、もと八丁堀穀豊稲荷の旅所なり。
謝卯君碑。門内右に建てり、當山の玄關に接し、石の玉垣庭を設け、左右に石燈籠を置く。銘に曰く、
萬戸蒙嘉惠仙人兎公靈魂長可仰宛在廣寒宮
枕山大沼厚題 兎城蘆澤重道書(東京名所図会より)

江戸五色不動)目赤不動尊縁起

当山に安置し奉る江戸五色不動の一つ目赤不動尊の由来を申し上げますと、元和年間(1615年頃)比叡山南谷に万行律師(南谷寺初代住職)という持戒智徳の名僧がおり常に不動尊を尊信し昼夜不退に不動真言を称えており、或る夜聖童夢枕に来たって告げたまう、万行多年不動尊を尊信する事深切なり、伊賀の国の赤目山来たれ不動明王の霊験あらんと告げ終り金光を放って飛び去る夢を見て夢さめたり。信心を肝に銘じ、お告げに従い速やかに比叡山を発ち、伊賀の国赤目山に登り絶頂の磐石に端座する事三日三夜、口に不動真言を称え手に秘印結び、心寂然として明王の来迎を待ち奉る。不思議なるか虚空に御声もろとも投げ入れ給う物あり。手を開き見れば是すなわち黄金一寸二分の不動明王の尊像にて、有難くも尊くて歓喜の泪にむせび礼拝恭敬し法楽して後赤目山をくだり比叡山南谷の庵室に安置す。暫くして後、衆生済度の志願を起こし、感得の尊像を護持して関東に向かい下駒込(現在の動坂)なる有縁の地に堂を建て尊像を安置し万民化益を祈念し参詣の諸人祈願を訴え、應験を祈るに奇瑞蒙る事の少なからず。自ずから不動坂と称えて群参す。茲に寛永5年恐れ多くも、将軍家光公鷹狩りの途中、お徳をお尋ねになり由来を言上したところ府内五不動の因縁を以って赤目を目赤と称える様にとの上意があり後に浅嘉町藤堂家屋敷跡を拝領し、同年寺院建立に及ぶ故有って智證大師の御作不動明王の霊験を受得せられ御前立に安置し黄金の本尊は後の厨子に秘仏安置奉り天台宗羽黒の支流に属し万行住職ありて大聖山東朝院と名づける。両尊像を守り奉りしに寛永18年3月26日権大僧都当院に寂す。以後年を越え月日を重ねて利益日々著しく参拝の諸人絶える事なし。(境内掲示より)


南谷寺の周辺図



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